Believer NEO

†。°LAST ページ47

『そんなん、俺何のために戦ったんすか。どうせいなくなるなら助けてないです』



責任の重さも、シオン先輩という残り香も。
あなたは乗り越えていけると思うんです。
だって総長だから。



立派な立派な総長だから。



小「…総長やめるなら俺もやめます」


藤神「「俺も」」



桐山先輩と中間先輩は無言で濱田先輩の目を見つめる。
言葉がなくても分かるやろ、というように。



濱「…俺、多分しばらくボロボロやで？」


「大丈夫です」


濱「総長らしいこと何もできんかもしれんで？」


「「「「大丈夫です」」」」



濱田先輩の瞳からひとつの雫。
それを隠そうともせず、笑った。



濱「ほんっまに…お前ら大好き」


桐「それは気持ち悪い」


濱「えっ」



あはは、と笑い声が上がった。
これがBlack tear。
濱田先輩が総長だから出来た空気感。



あたしはここが、大好きだ。



中「じゃあAは紅一点ということで頑張ってくれ」


『えっ』


中「なんでお前が反応すんねん笑」


『えっ、いや、狙わんといて下さいよ！？俺怒りますからね！』



全員がニヤニヤした目をあたしに送る。



『やぁめろやああああ！！』



しげの絶叫が、奥の奥にまで響きわたった。



＿＿I got to live got to dream 手に入れたい
忘れかけていた自由を
ここでは終われないI'm a beliver oh singin' oh yeah…

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