Believer NEO

†。°31 ページ31

めちゃくちゃになった文化祭もそのままにしてきちゃって、一旦黒倉庫に戻る。



年上組は学校では見なかった。
到着したのが終わった後だとしたらいる意味ないし、警察とも会いたくないだろうし。



藤「ただいまーっと」


神「ただいまー」


小「ただいまっす！」



返事はない。
いつもなら誰かしらほーいとか声だけでもあげるのに。



倉庫にも戻ってないのかな？
でもバイクはあったような…



『…おい』



しげが前方を指した。
つられてそっちに視線を動かす。



小「…え？」



大きく大きく、Zeroの文字が壁に落書きされている。
それはあいつらがここにも来た証拠だった。



だとしたら年上組は…



『探せ』



低い声が全員の耳に届いた。



『総長と幹部、探せ！！』



特隊の威厳ある命令に三人は反応し、体を弾かれたようにそれぞれの場所へ消えていった。

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