#139「痛み」 ページ47
早朝。
長いバス旅がおわり森然高校に到着しました。
到着早々…
「Aーーーー！！！」
「きゃーーー？！」
ガバッとリエーフくんに抱きつかれる。く、苦しい。
抱きしめられながら日向くんをチラリと見る。
パッと目が合うが、すぐに逸らされてしまった…
やっぱり、もう私のことは…どうでもいいんだ。
そうおもうとやっぱり辛い、
痛い。
「……夜月さん困ってる、離して」
「研磨くん…」
研磨くんの一言で渋々リエーフくんが私を解放する。
「久しぶり…」
少し研磨くんが微笑む。
「うん、久しぶり…！」
がんばって笑顔で返す。
「……なんか、元気ない。」
「ぅぇ、そうかな…」
研磨くんがチラリと日向くんを見る。
「…ケンカ？」
「……」
首を横に振る。
「……？」
「振られちゃった」
その言葉に研磨くんは目を見開いた。
「え、でも…なんで…しょーよー…あんなに…」
「あはは…は……」
あ、やばい。
研磨くんすごい焦ってる。
きっとかける言葉がわからないんだ。
なんか なんか
泣きそう。
「す、すぐ試合だよね！！！準備しなきゃーーー！」
慌てて笑顔をつくり、体育館へ走る。
「や、夜月」
キャプテンの声がきこえたけど、私はとにかくみんなより先を走った。
大好きなひとに
大好きだと言ってくれたひとに
大嫌いと言われた。
それがこんなにも悲しくて、痛くて。
「辛い……」
小さくつぶやき、私は荷物を体育館のすみにおいた。
しっかりしなきゃ…
この夏合宿は、貴重なんだから。
みんなの力になるように……私はマネージャーをするだけ。
日向くんとは、時間を探して会おう。
それでちゃんと……
伝え……
られる？？
大嫌いと言われたのに？？
「Aちゃ…？」
追いついた仁花ちゃんに声をかけられる。
「あ、ごめん仁花ちゃん……私、ドリンク作ってくるから…試合準備、お願いね……」
「…Aちゃん…つらそう。」
仁花ちゃんが悲しい顔をする。
「…大丈夫、だよ！」
にこっと笑ってドリンクの入れ物をかかえる。
「手伝う」と、清水先輩がついてきてくれて。
みんなが試合の準備を始める中、
私たちは体育館をでた。
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まみま - ひぃなぁたぁうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお (2017年1月5日 22時) (
レス) id: 8328bf08b1 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - はなさん» まさかの展開です（；＿；）！これからも応援お願い致します！ (2014年9月16日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
はな - まさかの展開ですね……っ！！ (2014年9月16日 1時) (レス) id: d6b73594bc (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - なっつさん» なんと恐れ大き言葉！（；＿；）ありがとうございます！これからもがんばります！ (2014年9月15日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - ちょこうさぎ。さん» これからも応援してください！コメントありがとうございます（；＿；） (2014年9月15日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなねお。 | 作成日時：2014年7月20日 15時
