#110「支え」 ページ17
後日。
「烏養監督に指導してもらう?」
「うん!これからA送って部活のあとも練習する!」
日向くんが私の机に座りながら話す。
喧嘩の時に出来た傷もたいしたことなかったみたいでよかった。
「うん、頑張って!応援するから!」
「おう!」
二週間後は合宿か……
影山くんとは仲直りしたのかな……
〜
放課後、日向くんは田中先輩に謝ってたみたい。
影山くんとは、あんま会話してないみたい。
練習中もあまり話してないみたいだし…
うーん。
「日向、だいじょ、うぶ?」
仁花ちゃんが日向くんに聞く。
「大丈夫だよ」
日向くんが仁花ちゃんに笑顔をむける。
大丈夫、なのかな。
なんか心配だな。
〜
「いーよ、わざわざ送ってくれなくても!これからまた烏養コーチに教わりにいくんでしょ!?」
「いいの!送るったら送る!!」
日向くんが自転車を押しながら帰路をあるく。
「大丈夫なのに…」
「……俺さ、もっともっと練習して強くなる…!」
「ん、日向くんなら大丈夫だよ。」
歩きながら日向くんによりそう。
「最近、ふたりの時間つくれなくてごめんな。」
日向くんが少し私の方に傾く。
髪の毛が触れてくすぐったい。
「バレーに集中してる日向くんがすきだよ、私。」
「うん、ありがとな。」
日向くんが小さく呟く。
「なんの為の彼女ですか。支える為でしょ。」
「うん、すっげー支えになってる」
「日向くんは、日向くんらしく、頑張って。」
「おう、まかせろ。」
そういって軽くキスを交わす。
「じゃあまたな!」
「うん、練習がんばって!!」
日向くんと家の前で挨拶をかわす。
自転車で走り去る彼の背中を見送り、
色々心配だけど、
心の中で思うんだ。
(頑張れ)
頑張れ、日向くん。
208人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まみま - ひぃなぁたぁうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお (2017年1月5日 22時) (レス) id: 8328bf08b1 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - はなさん» まさかの展開です(;_;)!これからも応援お願い致します! (2014年9月16日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
はな - まさかの展開ですね……っ!! (2014年9月16日 1時) (レス) id: d6b73594bc (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - なっつさん» なんと恐れ大き言葉!(;_;)ありがとうございます!これからもがんばります! (2014年9月15日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - ちょこうさぎ。さん» これからも応援してください!コメントありがとうございます(;_;) (2014年9月15日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひなねお。 | 作成日時:2014年7月20日 15時