【ハイキュー】ハプニングだらけの愛されヒロインを守る日向。【日向翔陽】

#45「決着」 ページ46

クラス対抗リレーで転んでしまった私。
膝からは大量の血と痛み。

負けちゃう。
私のせいで。

「っ…」

頑張って立ち上がるがいつのまにか最下位になってた。

でも。

バトン、繋げなきゃ

「Aーーー！！！！がんばれーーー！！」

日向くんが、待ってる。

日向くんが…抜いてくれる。

「っ！！」

私は力を振り絞ってあしをひきずりながら走る。

まだ先頭のクラスもゴールしてない。
まだ、負けてない。
日向くんは絶対に諦めたりしてない！

「日向くん！！」

バトンを日向くんに渡す。

「よく頑張った！！あと任せろ！！！」

そういうと日向くんはすごいスピードで他のクラスを追いかけていった、

さすが日向くん…

「夜月へーき？」

リレーをみていたらしい菅原先輩と澤村先輩がかけよってくる。

「あ、大丈夫です」

「どうみても大丈夫じゃないだろ、はやく保健委員のところにいくぞ」

そういうと澤村先輩にひょいと抱き上げられる。

「私歩けます！」
真っ赤になりながらじだばたしてると菅原さんは笑いながら「いいからいくべー」といった。


〜〜〜〜

手当てをうけてトラックに戻ってくると


「優勝は、赤組です！」


嘘…

日向くん、本当に全員抜いたの？？

「あの赤組の一年すごかったなあ」
「ああ、すげー速かった。」

周りのひとたちが興奮気味に話してる。

「あ！A！怪我大丈夫！？」
日向くんがかけよってくる。

「ひなっ…日向くっ…！」

「え？な、なんでなきそうなの！？」

「すごい！すごいよおお！！」

かばっと抱きつくと周りからヒューヒューと野次を飛ばされるが気にならなかった。

「転んでもAが諦めないでバトン繋いだから、勝てたんだよ！」

そういって日向くんは私の頭をぽん！と撫でた。

日向くんは本当にすごい。


〜〜〜


「ざ、残念だったねつっきー…二位だったね」

「黙れよ山口」

「ごめん！つっきー！」

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