【ハイキュー】ハプニングだらけの愛されヒロインを守る日向。【日向翔陽】

#02「マネージャーやります！」 ページ3

月曜日。

私はあの後もずっと日向くんのことで頭がいっぱいで宿題を終わらせるのでさえ大変だった。

かっこよかった。
本当にかっこよかった…

もっと観たい。
応援したい。
傍にいたい。

いろんな言葉が頭をよぎる。

そんなことを考えていたら

「A〜部活はいるかきめた？」

隣の席の子にふときかれる

「いや…ま…だ……」

部活…

そうだ部活…！！

なんで思いつかなかったのかな！！

私は先日もらった入部届け用紙をクリアファイルから取り出し猛スピードでペンを走らせた。

【男子バレー部顧問殿】

よし！かけた！提出しよう！
いますぐにでも提出しにいこう！

私は入部届けを握りしめ教室をとびだした。

ドンッ

「きゃっ」

小さく悲鳴をあげて尻餅をつく。
どうやら誰かにぶつかってしまったらしい、またやらかした。申し訳ない…

「ごめん、大丈夫！？」

「あ、へーきです、ごめんなさ…」

謝ろうと思って顔を上げると

オレンジ色の髪に猫みたいな目。
日向くんが心配そうに手を差し伸べてくれてる。
私は自分の顔が一気に赤くなるのがすぐわかった。

「あの！！！すみません！！ほんと！！」

私はとにかく謝るとおずおずと彼の手をとって立ち上がらせてもらう。

手、あったかいしおっきいんだな。

「俺は大丈夫。それよりこれ落ちたよ！バレー部はいるの！？」

日向くんがニコニコわらいながら廊下に落とした入部届けを渡してくれた。

「あ、うん、マネやろうかなって…」

「そうなんだ！？俺もバレー部！！ってことは仲間だ！！なんか嬉しい！！」

握った手をぶんぶんと振られる。
ち、力強い…！！

「う、うん、えっと私、夜月Aっていいます！よろしく！」

「俺、日向翔陽！よろしくな！！」

二カッと笑うとやっと手を離してくれた。

ああなんて眩しい笑顔なんだろう。

バレーなんて体育でやったくらいでルールもよくわからない。
運動も勉強も苦手です。

でも私…

「が、がんばる…！」

「おう！一緒に頑張ろう！」


日向くんがまた笑った。

私、バレー部の、マネージャー、やります…！！

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