#01「出会い」 ページ2
土曜日。
なんで部活にも入っていない私が土曜日に学校にきているかというと…
「ノート…ノート…」
月曜提出しなければいけない宿題のノートを昨日持ち帰るのを忘れてしまった為。
おっちょこちょいというかそそっかしいというか、情けないというか。
誰もいない教室はいつもの雰囲気とは全然違ってなんだか寂しい。
烏野高校に入学してまだそんなに経ってないけど何人か友達もできたし、そこそこ充実してるとおもう。
部活には入っていないからバイトでもはじめようかなーとか考えてる。
私はノートをカバンにしまうと廊下を歩いた。
さっさと帰って宿題終わらせてしまおう…そんなことを考えていた時だった。
バンッっていうボールの音と
「手に、当たったぁぁぁあ！！！」
嬉しそうな男の子の声。
この声は聞き覚えがある。
ほんの好奇心だった
私の足が体育館へ向かう。
「(あ…少しドアあいてる…)」
ドアの隙間からちらりと体育館をのぞいた。
バレー部だろうか。
3:3の試合をしてるみたい。
こっち側のコートにいるのは…えっと…確か同じクラスの…
「日向、くんだっけ」
身長私と同じくらいなのにバレーやってるんだ。
そんなことを思いながら試合を眺めていた。
単純な好奇心だった
ちょっときになって覗いてみただけ
それなのに
私はこれから夢中になってしまうんだ。
黒髪の男の子があげたトスを
凄いジャンプ力で打つ、日向くん。
それはまるで
「(羽が…生えてるみたい…)」
「ーオシッ！！！」
二人がいきぴったりにガッツポーズした。
トスがすごいのはみてわかった。
でも私の目にうつったのは…
オレンジ色の髪で、
お世辞にも高いとはいえない身長。
それでも、
飛んだ。
「…かっこいい。」
その日私は、あなたに恋をしてしまったんだ。
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ひなねお。(プロフ) - 狼少年さん» ありがとうございます！頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです！ (2014年6月11日 16時) (
レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
狼少年(プロフ) - とても面白いです！！！更新頑張って下さいね！ (2014年6月11日 14時) (レス) id: 490cc78f48 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - 木苺さん» コメントありがとうございます！更新がんばりますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです！よろしくお願いします！！ (2014年6月10日 17時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
木苺 - はじめまして!
凄く面白かったです！
更新楽しみにしています！
日向頑張れっっ！！ (2014年6月10日 17時) (携帯から) (レス) id: ee263a9be4 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - MONO さん» コメントありがとうございます！日向くん応援してくれると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2014年6月10日 8時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなねお。 | 作成日時：2014年6月2日 20時
