ヤンキーの彼は守るものがあるんです

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私達はあの後たまり場である程度俺足を調べてそれぞれ家に帰った。




最後に涼介だけ様子が変だった……




日曜日は会えないって言われたし……月曜に聞こうかな





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月曜日


A「おはよー｣




岡「Aちゃん！｣





教室に入ると岡本君が血相を変えて私に話しかけてきた。




A「何？どうしたの！？｣





岡「山ちゃんが……連絡つかなくて…Aちゃんから連絡試してくれない？…｣





A「！……分かった。｣





私はポケットからスマホを取り出し涼介に電話をかけた。





prrrrrrrrrr……





無機質な呼び出し音と早くなっていく動悸。




……どうして、でないの……？





A「ダメ、出ない！｣





岡「何かに巻き込まれてたりしないかな……｣





前までなら喧嘩かな？くらいだったけど、今はそんな悠長なこと言ってられる様な状況じゃない。





薮「2人とも！たまり場行くぞ！｣






錦「なぁ！授業始まんで？｣





薮「んな事言ってられっか！！｣






……そういえば最近先生達見てなかったなぁ……






あれ以来普通に先生と生徒だし。





岡「薮ちゃん、山ちゃんが電話に出なくて……Aちゃんの電話も出ないの……｣





薮「山田なんだけど、昨日から家に帰ってないらしい｣






……は？




A「なんで……？消えたってこと……？｣






涼介はそんなに無責任な人じゃない。





涼介は弱い人なんかじゃない。





涼介はそんなに人に怖気ずく人じゃない。





涼介は何事からも逃げるタイプの人じゃない。







薮「とにかくたまり場にみんないるから行くぞ！｣






私達はたまり場に向かった。

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