ヤンキーの彼は守るものがあるんです

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櫻「おい！｣




山「んだよ騒がしいな｣






櫻「外見ろ外！！｣




A「外？……！？涼介！！｣





外には大量のバイク。





伊「わー……多いなぁ｣





9人のうち2人がやられてるし……危ないんじゃ……





山「A、俺行ってくる。これ持っといて｣





携帯と上着を渡されて涼介と怪我してない人がついていった。




櫻「病院で問題起こすのはやめてくれよ……｣





A「ごめんなさい……｣





知「しゃあないでしょ、｣





伊「……てか、あれって俺足……？｣






俺足？何それ





A「何それ。｣





伊「あれ、知らないの？｣






知「伊野ちゃん！……やめなよ｣





伊「……うん。｣







何なの……？





少し引っかかったけど、涼介を目で追いながら周りを見ているうちにそんなこと気にしてられなくなった。





色素の薄い髪、ほかの人(有岡君を除く)よりも小さいけど何だかみんな、涼介に扇動されてるように見えた。






ピロン





A「？｣





“伊野尾君”




なんでこの近距離で伊野尾くんからメール？





“俺足について。



俺足ってのは俺達みたいな…まぁグループなんだけど傘下が多いし、やることがえげつない。


過激っていうのかなぁ……

３人がトップ張ってるんだ。名前は俺らも知らないしすごく厳重に管理されてる。


今来てるのは多分俺足の傘下の1部だと思う。

俺らは元から敵対してたの。


何で俺足が来てんのか分かんないけど……


真っ黒でしょ全員。服とかバイクも。


俺足の特徴は黒。それ以外よくわかってないのー”





……そう、なんだ。






A「ﾁﾗｯ……｣





伊「d(≧▽≦*)｣





知念君に見えないようにグーサイン。





……確かに涼介達の相手は漆黒でカラスのよう。





……色とりどりな涼介達とは真逆ね

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