彼らの瞳【wrwrd!】

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shaside


｢支援？ウチらの軍を送るってことか？｣

俺がそう聞くと、トントンは強く頷く。

｢俺らが奇襲を行えば、それに便乗して反乱が起きるって事やな。｣

と、大先生が言った。

なるほどな。
そしたら、俺らの軍の損傷を少ない。
少しの軍兵を送るだけで勝手に反乱が起きるなら、お互い得だ。

それはいい案だという様な顔をしたグルッペンが、

｢ならば、その反対派の頭に声をかけよう。
オスマンは顔が知られてるからな…今回はひとらん。頼めるか？｣

｢ん、いいよ。｣

と二つ返事で、ひとらんの了承を得た。


｢んじゃあ次は俺からやな。｣

と背のちっこいロボロが席を立つ。

｢c国の監視カメラ洗いざらい調べてみたわ。
やっぱ売買、差別、貧困は酷いもんや。

そんで国家はなにしてはんや、と思って見たら貴族と賄賂だの不正投票だの散々。
このこと先に発表して、c国の反乱を手助けすんのもありやと思う。
やっぱやるんやったら、証拠もしっかり揃えてとことんやらんとな！｣

｢わかったよ。ならその動画後で頂戴ね。
それを持って反乱団の頭に会ってくるよ。｣

バツ印のマスクをつけたひとらんが、目を細める。



…こいつ、絶対マスクの下笑ってるやろ…。




｢…あ！思い出したけど、カース公爵やけど誰が殺しに行くん？｣

ロボロが思い出したように話す。


…確かに。
この奇襲に俺らの出る幕はないやろうけど、そいつだけは殺っておきたい…。

それは皆も同意見らしく、我こそはって奴が手を上げる。
言うても、14人全員なんやけど。

｢ぜ、全員やん！｣
｢え、比較的非戦闘員のエミさんとロボロ、しんぺい神も行くん？｣
｢当たり前ですよ！いや、これだけは譲れないですね。｣

内ゲバが起こりそうな勢いで皆が言い合う。
俺もこれは譲れなくて、ロボロをいじり始めた。

｢背チッコイ奴が貴族殺れるんですかねぇ…！｣
｢はぁ！？シャオロンゆったな！おまえ、おまえ言ったな！！？｣

段々エスカレートする言い合い。
それに痺れを聞かしたように、トントンが

｢うるせぇ！もう全員で言ったらええやん！｣

と言った。

｢｢｢｢……なるほど。｣｣｣｣



…という事で、カース公爵…カスを殺しに行くのは全員で行くことににった。

いや、誰か1人ぐらい残った方がええやろと言ったが案の定誰も残らないと一点張りやった。


ほんま、こいつらAの事好きすぎへん…？

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