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youside
｢ここで立ちっぱもAしんどいやろ？
中入ろうぜ。あと、ショッピ君もそろそろ離れろや！｣
ゾム様が、未だにひっつきもっつきのショッピ様を私から剥がそうとする。
｢……ゾムさんと大先生こそ先に休んでもらって構わんっすよ。Aさんは俺がちゃんと部屋まで送り届けるんで(ﾆｺｫ)｣
｢お、おれの後輩いつの間にこんなんなーてもうたんや…!?｣
｢ほら、Aさん行きましょ。｣
と、ショッピ様が私の手を掴み2人を置いて歩き始めた。
『は、はいっ…。』
半ば強引に連れてかれる。
暫くして、大きい城の門前まできた。
近くで見ると綺麗な装飾こそは無いが、巧妙な造りになっていて圧巻する。
｢…Aさん。｣
ふと呼ばれ、ショッピ様の方を向いた。
彼は眉を下げながら
｢さっきはすんません…。｣
と触れ合っている手を強く握りしめながら囁く。
『いえ、大丈夫です。
こちらこそ申し訳ございませんでした。』
そう伝えると
彼は眉を下げながら悲しく微笑んだ。
｢ほら、はよはいろーや！｣
気づけばいつの間にか隣にいるゾム様。
その後ろから、
｢ちょ…ゾム速いわァ…！｣
と小走りする鬱様の姿が見えた。
｢大先生はよ来な〜！
…あ、帰ってきた事皆に言うの忘れとったわ。｣
｢え。それ絶対はよ言った方がええですよ。｣
｢そやおな…ちょ、インカム繋げるわ…。
あ、あーもしもし？皆きこえる？
大先生と俺、無事に帰宅したで！…勿論Aも居るから安心してや。
色々報告したい事あるから、皆Aに会うのは会議の後でええか？ええよな？｣
ゾム様とショッピ様の会話を聞いていると、
ゾム様が耳に手をあて、1人で話し始めた。
ぽかん。と頭に？マークを浮かべていると、
｢ハァッ……あれ…インカムって言うて…はぁ…はぁ……皆と喋れるんよ…！｣
と、私たちに追いついた鬱様が息を荒らげながら説明してくれる。
『ありがとうございます。』
そう伝えると、｢ふぅ……ええよ、ええよ！多分直にAちゃんにも渡されるわ！｣
と微笑みながら教えてくださった。
…なんかちょっとカッコイイ。
そう思ってたので、楽しみだ…。
｢せやから！Aも疲れてるからまだ皆会うの禁止な！特にグルッペン！ええな！？
んじゃ10分後に会議室な！
…よしっ…と。
さて皆に伝えた事やし、Aは部屋で休んどり。｣
ゾム様の通信が終わったのだろうか。
こちらを見て微笑む。
…ん？
…私の部屋？
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CO2(プロフ) - 星が押したりなさすぎて、コメします。文章が読みやすいし、何よりストーリーが私好み過ぎて、、、凄く好きです。良い作品にで会えて嬉しいです！次章も楽しみにしてます。無理なく頑張って下さい！ (2020年7月11日 19時) (
レス) id: 55ea3c243b (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン - がんばってください。 (2020年7月8日 0時) (レス) id: 5f842aeb4f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - とても面白い作品で更新が楽しみです！！健康にも気をつけてください！！コメ失礼しました (2020年6月6日 17時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
シラゆ - コメント失礼します。一目惚れしました。言葉で表せないほど好きです。更新頑張ってください！応援してます！コメント失礼しました。 (2020年5月15日 18時) (レス) id: dc5a42bdb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟻之助 | 作成日時：2020年5月13日 12時
