自称最年長スノ担のお話。 (ページ3)

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〇平蔵の言い分ページ3

『ハルの奴…また忘れて行きおって。』((ﾊｧ

ちゃぶ台の上に置かれた1冊の雑誌を手に、平蔵は大きなため息をつく。

ペラペラとページを捲ると、先程の…

『すの、すの……すのうまん、とやらか。』

1人1人の顔を見てみるが

『どれも似たような顔ばかりでさっぱりわからん。

だいたい、こいつらの出身地は関東、関西じゃろ！？

べねずえら…とやらは雪が降るのか降らないのかわからんが

ワシらがどれだけ毎年毎年雪に悩まされているか！

豪雪地の苦悩もわからん者が雪の名を背負うもんじゃない！』

※申し訳ございません。

平蔵さん、かなりヒートアップされております。

それには、何個か理由がありまして。

一.平蔵自身、雪国生まれ雪国育ち。

雪かきという作業に途方もない時間と労力をかけてきたから。

二.今年の畑の作物が降雪の時期が例年より早く、ほとんど駄目になってしまったから。

そして、

三.長年連れ添い、数年前に亡くなった最愛の妻の名が小雪だから。

『ふんっ！どうせこいつら、何年もせんうちに

「俺たち、日本一大きな雪だるま(SnowMan)になります！」

とか言うんじゃろ！はっ！聞いて呆れるわ！

既に日本一大きな雪だるまは山形県におるんじゃからな！

どうせ、初ドーム公演はスノードームじゃろ！？

予測がつくわい！』

……大変申し訳ございません。本日は大荒れの模様です。