第七話 ページ8
それから、烏の道案内によって鬼がよく出現するという場所へ向かった。
「ここか････」
「そうみたいですね･･･こんなに明るいところにも鬼が･･･」
この前、あの火事があった場所。
東京府、浅草。
だが、ひとまとめに浅草と行っても、今回鬼の出現する場所は浅草の少し外れたところにある路地。
この前の火事の場所とは、かなり離れている。
「今回の鬼は、特に特別な人を狙う訳でもありませんし････どうやっておびき出しましょうか」
確かに、その通りだ。
特に特徴のある鬼、と言うわけでもないし。
あるとすれば、子供という点くらいで。
「･･･でもさぁ、二人とも、今回の鬼は子供でしょ？こんな時間に、一人で外に出ている子供なんて早々いないし･･･絶対に見つからないわけではないんじゃない？」
確かに、言われてみれば。
気配とかでも分かるかもしれないしな。
･･･我妻も、見た目などでは分からなかったが、なかなかやるらしい。
「･･･善逸、氷崎さん･････その条件にぴったり合う子供、見つけました････」
「は、はぁ？何言ってるんだ竈門。そんな簡単に見つかるわけ････」
そう言いながら、俺の後ろを指す竈門の指を追って見る。
「･････････いた」
「本当だ･･･」
横で俺と同時に振り向いた我妻も、驚いたように声を上げる。
浴衣のような服を着た、見た目は５〜６歳くらいに見える、男児が一人、こちらを見ている。
一人でいることから、ただの子供･･･と言うわけではなさそうだ。
気配も、鬼。確実に鬼だ。
だが、鬼と言っても下弦や上弦などの、強い鬼でもなさそうだ。
こんな鬼のために、どうして柱を･･･？
しかも、合同任務。
「この鬼･･･強いのか？」
チャキン。
この後起きることも知らず、Aは戦闘態勢に入ってしまうのだった。
.
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鬼
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雷斗(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» そうなんですか？！笑ありがとうございます！私も冨岡さん大好きです！！更新頑張りますね！ (2021年4月10日 16時) (
レス) id: cdf61a855c (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - よもや！よもやだ！この作者は初めてだな！初めまして！ニックネームの通り冨岡と俺！炎柱煉獄杏寿郎が推しなんだ！とても楽しみにしているぞ！これからも心を燃やして頑張ってくれ！っと言っています。 (2021年4月10日 16時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zlrr/
作成日時：2021年4月3日 19時
