第十二話 ページ14
「･･･ふぅ」
鋼塚に説明された、人の外面にも内面にもよく聞くと噂されているらしい、という温泉にやってきた。
温泉の周りを囲むように置かれている岩の横に立て札があり、そこにも効能がかかれていた。
性格の歪み･････････というものもかいてあったが、気のせいだろう。
「･････ん？誰かいるのか？」
よく目をこらしてみると、温泉の周りに漂っている湯気の隙間から、うっすらとその人物の髪がちらりと見える。
「この髪色･････甘露寺か？」
恐る恐る近づいてみると、ようやく気がついたように甘露寺が振り向く。
「ああっ！！もしかしてAちゃん？こんなところであうなんて･･･！奇跡的ね！」
と、うれしそうに笑う甘露寺に、思わず俺は微笑んだ。
「そうだな。甘露寺は何をしに来たんだ？」
「実はね、ちょっと刀が刃こぼれしちゃって･･･だから今日は、刀を作って貰いに来たの！」
俺と同じ理由だな。
とでも言うように、少し口を動かす。
「あ、それ！この前Aちゃんに言われた、鬼にばれずに合図をとる方法よね！ええと、今行ったのは････俺と、同じ理由だな･･･かな？私、すっごく練習してきたんだから！！」
「ッ･･････」
･････似ている。
あいつと、とても･････
･･･俺の、俺の･････････
･･･“元”、兄弟と。
.
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雷斗(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» そうなんですか？！笑ありがとうございます！私も冨岡さん大好きです！！更新頑張りますね！ (2021年4月10日 16時) (
レス) id: cdf61a855c (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - よもや！よもやだ！この作者は初めてだな！初めまして！ニックネームの通り冨岡と俺！炎柱煉獄杏寿郎が推しなんだ！とても楽しみにしているぞ！これからも心を燃やして頑張ってくれ！っと言っています。 (2021年4月10日 16時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zlrr/
作成日時：2021年4月3日 19時
