第四話 ページ5
「ちょっと良いか？」
驚かせないように、そっと話しかける。
「･･･？はい？･･･あっ、今回一緒に合同任務をする氷柱の氷崎Aさんですか？」
この前の柱合会議で会ったからだろうか。
竈門は俺の顔を覚えていた。
「え、炭治郎、氷崎さんの顔知ってるの？」
一緒にいた我妻が、驚いたように炭治郎に話しかける。
「嗚呼、この前俺が、鬼を連れた隊士として柱合会議に参加しただろう？そのときに臭いを覚えたんだ」
に、におい？
俺はそんなに臭うのだろうか････
一人しょんぼりしていると、それに気付いた炭治郎が、俺に声をかけた。
「あ、違うんです。“におう”っていうのは････俺は鼻が良くて、そのおかげで人の感情がわかったりするんです」
「においで･･･感情が･･･」
驚きだ。
まさか現実にそんなことができる人がいるとは･･･
と言うか、我妻は風の噂によると、ところ構わずどんな女性にも婚約を申し込む、というものすごい性格だと聞いたものだが･････
一応だが、俺も女だ。
もしかして、俺を女だと知らないのだろうか･･･？
「･･･我妻。一言言っておこう。俺は女だ」
「･････は？嘘は駄目ですよ」
「嘘などついていない」
「は、はぁッ？！そういえば名前が女みたいだとは思ってましたけど！」
俺は････そんなに男に見えるのだろうか。
顔や見た目は、胡蝶によると結構良い感じには見えている、と言われたのだが。
「というか氷崎さん、どうして顔を隠していらっしゃるんですか？」
･･･そうだった。
俺が顔を隠すために面をつけたんだった。
ひょっとこの面の下、俺は一人赤面しているのだった。
.
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雷斗(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» そうなんですか？！笑ありがとうございます！私も冨岡さん大好きです！！更新頑張りますね！ (2021年4月10日 16時) (
レス) id: cdf61a855c (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - よもや！よもやだ！この作者は初めてだな！初めまして！ニックネームの通り冨岡と俺！炎柱煉獄杏寿郎が推しなんだ！とても楽しみにしているぞ！これからも心を燃やして頑張ってくれ！っと言っています。 (2021年4月10日 16時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zlrr/
作成日時：2021年4月3日 19時
