あれから ページ16
聡目線
2月14日
あれからAは、学校に行かなくなった。俺との会話も減った
そしてそのまま、高校3年。ほんとにもうすぐで卒業式だ。
聡「はぁ。」
今日は暇で散歩している。無事、受験がおわり、あとは結果だけだ。
夢花「あ、聡くーん?久しぶり♡バレンタインだねー。あのね、私聡君のことね、だーい好きなんだよね♡」
聡「ごめんなさい。俺好きな人?いるんで」
相変わらずの耳が痛くなる声。派手な服。メイク。髪色。
Aが学校に行かなくなったことをええことに、俺にまとわりついているみたいで嫌
聡「もう、諦めればええじゃないすか。」
夢花「チッ、、、、、あ、りょーすけくーん♡わかったわよー。他にもいい男なんてたくさんいるんだから」
どうやら、俺以外にもいたんだな。本当に厄介だった
聡「ただいま、、」
母「おかえりー!寒かったやろ?コーンスープあるから、手洗ってきなー」
聡「はーい。」
聡「ふぅ。あったかいー。」
母「、、、聡」
聡「ん?」
母「Aね。東京にいくんだ。一応兄弟でしょ?言っておかないとなーって。Aは言わんくてええよ。って言ってたんだけどね。。」
聡「そ、そうなんだ。へー。すごいんだなぁ。」
ここは応援しないといけんのに。心のどこかで、「行かないでよ。」って叫んでいるやつもいる。
コンコン
聡「、、、A、、」
ガチャ
『(バッ)聡君!』
聡「ん、(なでなで)き、聞いたよ。と、東京いくんでしょ。が、頑張ってな。」
聞いたんだって言う君の笑顔。
これが正解な気がする。必死に涙をこらえいて、震えた声。
本当にこれで、いいんだよね?
聡「わかんねぇよ!ぐすっ、、ぐすっ、、」
その日はもうどれくらい泣いたのか覚えてない。
気付けば、俺は睡魔に襲われていた。
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(名前)ミミー(プロフ) - 神! (2021年4月3日 9時) (レス) id: 0e4633d09f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむぴ | 作成日時:2020年10月7日 20時