男子高校生の日常 “赤”

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Aside





今日はお父さんもお母さんもお姉さんもいないから


私が1人で大毅くんに夜ご飯を作ってあげなきゃ


大毅くんも朝わくわくしながら


「Aの手料理楽しみ！」


って言ってた。








．







作らなきゃいけない






わかってるのに









．








月1のあれのせいで


体が思うように動かない








．







大毅くんは今日あの3人と少し遊んで帰るらしい。





もう少し時間はあるけど






全然体が動かない。









．







材料もないから買いに行かなきゃいけないのに






異常なほどの痛みが私を襲う。








．









『うぅ…』






床に座り込んでそのまま動けずにいると







ガチャ








家のドアが開いた







やばい…








．








「たっだいまーってA！？！？」







座り込んで動けずにいる私をみつけ


駆け寄ってくる大毅くん







．







『ごめん、ごめんね大毅くん』








私が必死に謝ると








．








小瀧「んー？しげどしたーん？」


藤井「おじゃましまーす」


神山「流星、靴並べ」






「ごめんっ、こいつら来てんねん」








．








大毅くんは私が女の子の日だと察して







．







「っしゃぁお前ら一緒に飯つくんでー」





そう言って3人を外に追いやる








．







「A、材料買ってくるからちょっとまっててな」






そう言って私を抱きかかえソファにおろしてくれる

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