男子高校生の日常 “赤”

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ある日の授業中





俺は普通に授業受けてたんやけど


斜め後ろの小瀧が何やら机の上で遊んでいる





よく見ると一円玉を立てて遊んでる








俺は後ろを軽く振り向き


小瀧をちょこちょこ見ていた








あ、一円玉立った






小瀧の顔がにやける








そして俺は前を向いて授業を受ける





それから3分くらいしてもう1回振り向く









いや、めっちゃ立っとるやん





既に10枚くらい一円玉が立ってた









重岡「………ふっ、」




笑いが溢れそうになるのを手で押さえる








あ、1枚倒れた



小瀧の顔が焦りまくる








俺はまた前を向いて授業を再開した








．








．









俺がまた振り向くと

なんでそんなに一円玉持ってるん？

ってくらいに大量の一円玉を立たせていた







小瀧の顔はにんまりとしていて



多分財布の中の一円玉を使い切ってしまったのだろう






と、その時









．









藤井「なぁ、小瀧！」









小瀧の後ろの席の流星が小瀧の肩を叩いた



それにびっくりした小瀧が机を揺らす









．






ジャラジャラ



と音を立てて一円玉が転がっていく









重岡「あっひゃひゃww」



神山「…なにしてんのwww」



藤井「いやww」






俺は我慢できずに爆笑してしまう


神ちゃんも小瀧がしていたことに気づいていたのか爆笑


流星はそれすごいなって話しかけようとしたら全部倒れて爆笑





小瀧は机に項垂れる









．









．








．







先生「小瀧、重岡、神山、藤井、あとで職員室に来なさい。」









血の気が引いた。







．









．








．







．







それから俺らは担任の先生に笑われながら怒られた

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