男子高校生の日常 “赤”

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それから俺は佐藤さんに会うのが気まずくて



チャイムがなって遅れて授業に参加した。









．








．








「ほんま、最悪。」



小瀧「……ごめんやん」



「変な目で見られたやん」



藤井「元々変な目で見られてるけど」



「変人と変態は別もんやで」



神山「まぁ、見られたくはないよな」






放課後、小瀧の奢りでタピオカを飲みに行く


俺らだって高校生やもん


タピオカ飲むし、






．






俺は小瀧に買ってもらった

ミルクティーを椅子に座って飲みながら

項垂れた。






「絶対引かれた」


「あぁ、」


「うぅ、」







．








藤井「重症やんな」

神山「今まで女の子に興味なかった分こういうのに慣れてへんくてキてるんやろな」

小瀧「………」




小瀧はしゅーんとして抹茶を飲んでる









．









「まぁ、俺も読もうとしてたし、別にお前だけが悪い訳ちゃうぞ」




俺は顔を腕に突っ伏したまま小瀧の頭を撫でた









．








小瀧「ありがどぉぉぉぉ」





俺を抱きしめてくる小瀧









．







藤井「なかなおり。」

神山「めでたしめでたし。」






．





いや、めでたくないし

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