僕に愛された君の負け

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電車の中で見かけた女の子。







僕はその子に一目惚れしました。









．









「あのっ、」







その子が降りる駅で俺も降りる









．









『私ですか？』



「そ、そうです！」








誰？って顔で俺を見てくる君









．








「僕とえろいことしませんか！？」


『…警察呼びますよ』









．









「間違えました。」


『間違え方独特ですね。』









．








「僕に愛されませんか！？」


『間違えてない方も独特ですね。』









．








「一目惚れしました！」


『そうですか、ありがとうございます。』









．








「なので結婚しませんか」


『ごめんなさい関連性が見つかりません。』









．









「まじであなたのことを見るだけで」


『…』









．









「俺の精 子が飛びそうです。」


『最低最悪の告白ですね。』









．









「なので、まずは結婚からしませんか！？」


『まずはの意味がわかりません。普通友達からでは？』









．









「連絡先教えてください。」


『携帯持ってません。』







．









「じゃあ手紙送るんで住所でええですよ！」


『家ありません。』









．








「じゃあ僕と一緒に住みましょう！」


『丁重にお断りさせていただきます。』









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「重岡大毅17歳です。」


『急な自己紹介ありがとうございます。』









．









「あなたは？」


『名前ありません。』









．









「じゃあ僕と結婚しましょう」


『頭のネジないんですか？』









．









「僕に愛された君の負けですよ！」


『勘弁してください。』









．

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