MAFIA49 ページ2
貴「母さん!父さん!僕も遊んできていい?」
2×××年当時13歳だった私
悲劇は突然起きた。
家に先に帰ると告げた父と母、
5時を示すチャイムがなり私も家に帰った
玄関を開け、中に入ろうとすると異様な鉄の匂いがする。真っ暗な部屋に電気を灯そうと歩くが足に嫌な感覚が走る
ベタっとする液体。
驚き手で触るとそれは 血 だった。
こんなにも出血するのか、その血は何処から。と5歳児ながらも考え、電気を付けた
貴「___ッ!!!!父さん、母さん、
父さん!!!!!母さん!!!!!」
血に塗れた両親の姿があった
その場に座り込み涙が止まらなかった。
病院に搬送もされず
警察に即 死。とそれだけ伝えられて
僕は途方に暮れた。
貴「帰る場所が、ない」
今家に帰ってもまだ鉄の匂いがする壁に床。
血に 塗 れた家具があるだけ
でも、行くしか誰に 殺 られたのかが分からない。
行くしかない。
警察署から家に帰り
ドアノブに手をやった。
すると、近隣の人からの声があった。
「ねぇ、大丈夫なのぉ?Aちゃん1人なんでしょ?」
「可哀想に」
「でも 忌 み子だからねぇ」
「「「仕方が無いわよねぇ」」」
僕は、 忌 み子じゃない。
幸せなんだ、父と母に恵まれ
お前らなんて、父さんと母さんを 殺 した奴らと同等だ!!!!
睨みつけ家に入るとまだ鼻が曲がりそうな匂いが漂っていて、少々吐き気に襲われた。
貴「……ッ、なに、これ……」
父さんが倒れていた場所に小さなUSBメモリが置いてあった。
これを見れば、
わかるかもしれない。
62人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菅原 桜結 | 作成日時:2017年3月10日 6時