EXILE TRIBEの愛され姫

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((ねねside))




事務所につきダンススタジオに向かってると




｢わっ!｣




急に誰かに後ろから抱きしめられた。




そんな事するのは1人しかいない。




｢· · ·たかにぃ· · ·

急に抱きつかないでっていつも言ってるじゃん｣





TA｢そりゃあ姫見つけたら抱きついちゃうでしょ♡｣





なんてえくぼを作りながら笑う彼は


EXILEのVOCAL、TAKAHIRO。




TA｢今日は朝から姫に会えたから

いい日になりそーう♡｣





んーいい匂い♡そう言いながら

未だに抱きついてきてるたかにぃ。





｢変態｣





TA｢ん?褒め言葉?♡｣




私がこの大先輩をたかにぃって呼ぶ理由。




初めてたかにぃに会ったとき

初めての会話は





TA｢俺のことはお兄ちゃんって呼んでね♡｣






｢· · ·はい?｣




だった。




たかにぃいわく

自分が気に入った子には

敬語は使って欲しくなくて

呼び方はお兄ちゃんがいいんだって。




· · ·ほんと、意味わかんない。


· · ·ほんと、変態すぎる。






昔のことを思い出してると



TA｢おーい、ひめー?｣





たかにぃに呼ばれてはっとする。






｢· · ·もう、いい加減離してよ｣





TA｢やーだ♡｣






· · ·もう




たかにぃに会うといつもこう。


なかなか離してもらえない。


離してほしいけど

本気で嫌なわけじゃないから

強く言えない自分がいる。


それをわかってるからなかなか離してくれない。





はぁ· · ·しょうがない


たかにぃの気が済むまで待つしかないな。


諦めた私は抵抗するのをやめて肩の力を抜いた。

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