〃 ページ43
カルエゴ「俺達もそろそろ行くぞ」
『ん、一位がゴールするまでに、あちらへ着いていなければいけないからね』
カルエゴくんの言葉を聞き、椅子やテーブルを即座に仕舞い、後ろのエレベーターに乗り込む。
先程乗ってきたエレベーターだが、これはスタートからゴールへと一瞬のうちに運ぶ役割も持っているため、生徒達が到着するよりも格段に早くあちらへ着く事が出来るのだ。
エレベーターに乗り込むと、すぐさまゴール地点へ到着した。まだ一位の生徒の姿は見えない様だ。
『それにしても飛行レースか…懐かしいねぇ』
ふと、過去に行った私達の試験が懐かしくなり、声を掛ける。
カルエゴ「お前と俺が、一番最初に本気で競い合った試合だったな」
私達がバビルスに在籍していた頃から既に、使い魔召還と飛行レースは入学して最初に行われる行事だった。
処刑玉砲、終末テスト、収穫祭。
飛行レースは、そんな私達二人の一番最初の競いの場であった。
『だけれど、同着一位というのは悔しかったね』
カルエゴ「互いに一歩も譲らぬ激戦だったからな。余計に決着が付かん事が口惜しかったものだ」
その後も二人して昔話に華を咲かせていると、コースに人影が見えた。
影はみるみるうちに大きくなり、その人物の姿が目視出来る距離になる。
どうやら彼は最後まで彼女を乗せて飛んできたらしい。
『一位はアリスくん。二位がクララちゃんだね。二人ともおめでとう。気分はどうだい？』
アズ「この程度当然です！」
クララ「わーい！ゴールゴール〜！じゃあホメホメタイムね！」
カルエゴ「…その、これが二位なのか？」
満足そうに胸を張り、得意気な顔をするアリスくんと、「褒めて褒めて！」と駆け寄るクララちゃん両方に、称賛と労いの言葉を掛ける。
アズ「貴様は私におぶさって来ただけだろう！」
クララ「アズアズ乗り心地悪い！そんなんじゃ入間ち乗せられないよ！」
アズ「なっ…それは困る…というか、入間様は何処に…？」
クララ「入間ち居ないね〜」
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nenene826(プロフ) - トルテさん» コメントありがとうございます！作中では出してないのですが設定としては何匹か使役しており、そのうちの一体にグリフォン等がいますね！ (2022年11月5日 7時) (
レス) id: 96de854a85 (このIDを非表示/違反報告)
トルテ(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみにしてます！夢主の使い魔って決まってますか？ (2022年11月5日 7時) (レス) id: 7cb7ad9413 (このIDを非表示/違反報告)
nenene826(プロフ) - めいですさん» 面白いとのコメント励みになります！！ 主人公とカルエゴ先生は同じクラスだったので、音楽祭は競い合うというよりも協力して乗り越えた感じが強いので、敢えて書きませんでした！ ご指摘ありがとうございます〜 (2022年1月4日 0時) (レス) id: 96de854a85 (このIDを非表示/違反報告)
めいです - 面白いです！ あと43ページの行事なのですが、収穫祭の後に続く音楽祭を忘れてますよ？(笑) (2022年1月3日 21時) (レス) @page43 id: c433abd432 (このIDを非表示/違反報告)
nenene826(プロフ) - かなぶんさん» ありがとうございます！！不定期更新なのでなかなか投稿出来ずすみません(´TωT`) そういってくださるとやる気もモチベも湧いてきます！頑張って続き書きますね！ (2021年8月9日 9時) (レス) id: 96de854a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nenene826 | 作成日時：2020年3月11日 2時
