【名探偵コナン】美しき人形は黒に染まる【ジン / 安室透 / 赤井秀一】

File : 005 - ライside ページ7

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「 ベレッタ 、聞いたことくらいはあるだろう 」


驚いた 。ベレッタが組織の人間で 、まさかあんな美しい少女だったとは 。
FBIでも度々名前の上がっていた人物だったが 、プロファイラー曰く攻撃的な性格ではないだろうということで 、対策は取りつつも泳がせている状態だった 。と言うのはただの言い訳で 、ベレッタがどんな人物なのか 、それ以上調べても割れず 、検討も付いていなかっただけなのだが…
あの見た目は一番の隠れ蓑だろう 。誰も彼女が“天才ハッカーベレッタ”だとは思いもしない 。

そしてベルモットに連れられて行ったベレッタの後ろ姿を見送っている時 、首筋にチラリと見えた鬱血痕 。恐らくジンが付けたのだろう 。これは面白い 。


「 見たところ15,6歳だろう？学校へは？ 」

「 必要ない 、能力の高さはあの方のお墨付きだ 」

「 ほう…しかし彼女の制服姿を見てみたいとは思わないか？ 」

「 フン 、着せたとしてもお前らには一生拝ませねえ 。あいつは俺の女だ 」


普段彼女がどんな生活をしているのか 、揶揄う意も込めて問うてみれば 、返ってきたのは驚きの返答 。
あのジンに俺の女とまで言わせるとは 。

今度一度接触してみようか 。

ベレッタがどんな人物なのか 、報告の土産にもなる 。というのはただの建前 、俺自身興味が湧いているんだ 、あのジンに依存した美しい少女に 。



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