おしにおされて３ (ページ41)

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134.

樹Side

俺は気になってることがある。

そう、Aちゃんのこと。

密着の時のことも聞こうと思ってたけど何だかんだで聞けなくて。まぁ、おれが酔っ払って寝ちゃっただけなんだけど。

この前のYouTubeでAちゃんが出てくれた時のきょもとAちゃんの姿といい……

どういうことなのか、気になっていた。

樹「Aちゃんってさ」

『うん、どうしたの？』

樹「うーんなんて言ったらいいんだろ……」

ジ「どうしたの？樹らしくない」

風「はっきり言えよ」

『うん、樹くんが思った通りに言ってくれていいよ？』

Aちゃんも女の子だ。

あんまりハッキリ言いすぎてAちゃんが傷つかないようにとか考えてたけど、遠慮は必要ないらしい。

樹「いや、Aちゃんきょもとどういう関係なのかなーって」

そういうと、Aちゃんは目を見開いて驚いていた

『えっ、なんで？』

樹「いやー、この間のYouTubeのロケ終わりできょもだけAちゃんの所ダッシュで行ったりしてたから」

ジ「でもあれハンカチ借りちゃったからって言ってなかった？」

樹「そうなんだけど、なんか遠目でみたら2人ともすっごい嬉しそうだったから付き合ってるのかなーって」

『………………ないよ』

Aちゃんは小さい声で話し始めた。

『私とお似合いなんて、もったいないよ。』

ジ「………………どうしてそう思うの？」

『私なんかより、もっといい人がいるはずだよ。』

そう話すAちゃんの姿は悲しそうだった