おしにおされて３ (ページ19)

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ASide

『大我くんは、なんでそうやって思ったの？』

京「普段から声優の仕事と、アーティストの仕事とある訳でしょ？そこにそのキャラクターのライブがある訳じゃん？普通そんなにできないよ」

『そんなことないよ……………大我くんだって、ミュージカル俳優の仕事と、アイドルの仕事してるよ？』

京「俺には2つは両立出来ても、3つは無理だよ。」

『大我くん………………』

そんなことないのに、と思っていても大我くんはいつも私を励ましてくれる。

むしろ私には想像できないようなアイドルの仕事を大我くんはしてるのに……………

京｢この間密着してても思ったけど、声優の仕事ってやっぱり幅が広いじゃん？アニメとかゲームとかのアフレコとか雑誌の取材とか、あとナレーションとかアニメのラジオとかレギュラーのラジオとかあるし、そこにアーティストの仕事に、そこに携わってる作品のライブでキャラクターとして立つわけでしょ？俺より色々やってるよ」

『そんなことない………そんなことないよ………』

京｢Aちゃんなりにやってみて、それでもまた悩んだら俺が何回でも元気を上げるから、大丈夫だよ。失敗しても次成功したら大丈夫。｣

ああ、この人はそうやって私に元気を与えてくれるんだ。

落ち込んでたり、緊張してたら、見抜かれて、

勇気を与えてくれる。

………………………………やっぱり大我くんってすごいな

『なんか、大我くんに言われて気づいた。失敗を恐れても意味ないよね………今の間に色々チャレンジしてみる！』

大我くんにこうやって励まして貰えたらなんでも頑張れそう