ラブリルブラ (ページ13)

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▼ 土曜日の幸福なわがままページ13

▼土曜日の幸福なわがまま

ASide

土日は昼間から配信することが多い。
特にやしろちゃんとだけど、やしろちゃんと約束したけど起きてくる気配が無さすぎて1人で雑談配信してた。

雑談とは言ってもネタはネットで私のことをまとめてた記事だけなんだけど…そこそこちゃんとまとまってたニュースだった。
芸能人とかだとあることないこと書かれてたりするから、そういうところ見ると樹って凄いんだなぁって改めて感じた。

すると急に連絡がきた。

JuriねぇA配信してる?

Aしてないけどなんかあったー?

Juriえ、ならこっちきて!ドア空いてる

なんだろう……
そういや今日は土曜日でラジオの生放送があるとか言ってたからご飯作り置き置いといたけどその文句かな？

んー今日はそこそこ美味しいものできたと思ったんだけどなぁ、なんて考えながらスマホと家の鍵を持って樹の家に向かうことにした。
樹は家の鍵が空いていると言っていたからそのままラフな格好でドアを開けた。

樹「あっきたきた。こっちきて」

『なになに〜？ご飯美味しくなかった？』

樹「いやそんなんで呼ばないしむしろ毎回美味しいの作ってくれてるから」

なんだ、違うのか。安心安心。
っていうか本題を忘れていた。なんで急に呼び出されたのかってこと！

『えっじゃあ何で呼んだの？』

樹「この扉開けたら分かるってほら！」

京「やっほ〜A久しぶり〜」

『うわー！！！きょもくん！！！』

扉を開けると、そこには樹と同じグループの京本大我くんがいた。
年齢は1つ上だけど高校の単位の関係上樹と同じクラスだったらしくて、そこから仲良くなったんだよね。

『え？でもなんできょもくんがいるの？』

京「この後同じ仕事で、樹がしつこいくらいに家誘うから来てみた」

『えぇー！樹、そうなら先に言っといてよ！！』

樹「いや、昨日まで本気で来ると思ってなくてさっきまでソワソワしてた」

京「まぁ急に決まったしね〜でも久しぶり。いつぶりよ」

『コロナ前に私がライブ見に行った時以来じゃない？』

樹「そんな久しぶりだっけ？」

『多分大阪まで行ってるしデビュー前のライブだから2年ぶり？』

樹「めっちゃ久しぶりだった」

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