ラブリルブラ (ページ31)

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それから紬は夕飯くらいまで家にいて、食べたら片付けも手伝ってくれてそのまま帰った。
紬自身なにか答えも見つかったみたいでスッキリしてそうだったしよかった。

『樹、ありがとうね』

樹「えっ何が？」

『紬、配信慣れてきたのはいいけど登録者伸び悩んでて悩んでたんだよね………』

樹「あーそれでだったの？」

『そうそう。だから来てくれた人にファンサとかしたらいいのかなーとか言ってたんだけど………』

樹「それで俺に聞いたと」

『そうそう！ご名答〜！笑』

なんでこんなにAは嬉しそうなんだ…？
そう考えてたらAは話し始めた。

『私と通った道だから分かるけど、視聴者層とかそういうのもあるから簡単にアドバイス出来なくてさ………』

樹「あー…………ちなみにAって男の人多いの？」

『男女比だと6:4くらいにはなってきたけど、でもやしろちゃんの男女比は7:3くらいとかで女性層が多いんだよね………そうなると私のファン層とかと考えるとやっぱり的確なアドバイスが出来ないんだよね〜』

樹「紬もあんまり考えすぎないでも面白いのに………」

『たまに私のところに来るんだよね〜やしろちゃんこんなこと言ってました〜みたいなやつとかがパンチありすぎて笑うもん！』

樹「まぁ良いやつでもありクソガキみたいなやつでもあるというか………笑」

『たまに配信見てあげて？なんだかんだ樹のこと尊敬してるんだから。』

Aに言われたし、たまにはやしろちゃんとして頑張る紬の配信も見てやるか。
……………そういや思い出した。Aに言わなきゃいけないことがあったんだ。

樹「そういや思い出したんだけどさ」

『えっなになに？』

樹「慎太郎が紬に連絡したって言ってたけど………Aにきてた？」

『えっきてないよ？』

樹「あっ、だからか………」

『え、どゆこと？』

樹「なんか紬とAとまたマリオパーティやりたいって話してたのに返事来ないって………」

『あー………私から言っとくわ………』

どうやらまたAの心配事が増えたようだった……………

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