また会う日まで

2次元と3次元 ページ34

『…は？』

エマ「分かった。アンナ、行こう!!」

アンナ「うん」
、、、、、、、、、
『ちょっ、そのまま行って!!』

なん、で？

行っちゃダメなのに

エマ「本当に大丈夫なんだよね」

エマはこちらを振り返り私に尋ねる

『だ、、め』

エマ「え、何？聞こえない」

『だ、、め』

だめだから、行かないで、エマ

エマ「、、、？まぁ、いいや行くよー」

『いかないでぇ！！』

エマ「え」

「ガチャ」


エマ「あ、」

『逃げて！！』

アンナ「エマ、」

エマ「アンナ!!下がって!!」

アンナ「っ」

『エマ!!!!』

アンナ「そんな、、、」

どうして、どうして、どうして、

思ったことが伝わらない

この後はザジが助けに来る

それは、分かっているのだけれど



その夜、私は夢を見た

私は、私の前にいた
まぁ、わかりやすく言うと、
もう1人の自分が前にたっていた

『ねぇ、無駄だよ？』

『え？』

『あなたは、学習能力がないわけ？
ほら、あなた、あの時も言っていたよね？
出来るだけ、あっちの世界に影響を
与えないようにって。』

『あ』

『本来、2次元は3次元を見ることも出来ないし、感じ取ることも出来ない
それと、同様で3次元の人間は
2次元世界には干渉できないの、あなたも、
知ってるでしょ？』

『ち、違う、この世界は2次元なんかじゃ』

『二次元の男の子に恋する3次元女子
ホントにバカみたい』

『ほら、いつしか誰かから
言われたんじゃない？』

『2次元は2次元で作者が想像
したものなんだから、気持ちなんて
何一つ持ってないし、そもそも、』


『命を持って生まれてきてないし』

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