異世界転生(エマ達が) (ページ33)

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平和な日々　あと1日ページ33

エマ「ねぇ、A！遊園地行こう！」

『え！？別にいいけど
んじゃぁ…○△遊園地行こう！
あそこ、近くには水族館もあるし！』

ノーマン「うん。いいと思うよ？」

レイ「魚、かぁ。リアルに生きてるやつ
見ることは、これで最初で最後に
なるかもしれないからな」

レイ、死ぬつもりだから…

『…なにいってるの？ちゃんと、皆で
脱走して、見るんでしょ？
脱走したら…私の…家に来てね？
待ってるから…』

来ることはないのだけれど
この、2年間くらいは

いや、時が長いから、
その時にはもう、おばさんに
なってるかな

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エマ「次、あれ乗る！」

『よっしゃ～！ジェットコースター
だなぁ！』

レイ「大丈夫か？ノーマン」

ノーマン「うっ…気分悪い」

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ノーマン「これが、エンゼルフイッシュ、
グッピー、コイ、マグロ、
ナポレオンフィッシュ…
これは食べられるんだ…あ、でも
ここには毒が…」

エマ「魚、キレイだなぁ…！」

レイ「多分、エマが普通なんだろうけど、
ノーマンなんか、怖いな。」

『うん。脱走して、もし、
レイのいうとおり
鬼の世界だったときのために
必死に覚えてるね』

まぁ、この知識は当分、
使わないんだろうけどね

レイ「余裕なんだろうけどな」

その日、私たちはたくさん遊んだ
たくさん食べてたくさん喋って
たくさん見て、たくさん笑って…

エマ、とても楽しそう

ノーマンもラムダにいるときは
このときのことをおもいだしてほしいな

レイ…これで
少しでも、レイが笑うことが
増えたらいいな

あぁ…皆楽しそう
本当に会えるかな？

また、この笑顔に
出会うことはできるかな？

明日が、お別れの日
このまま行けば…
全てが丸く収まる…

もう、この笑顔は枯らしたくないな…