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Aを抱え走り抜けるルフィへと遠くから二人の声がする
「おーい！ルフィ！！」
「おお？」
「ルフィやっぱりか！何でテメェはトラブルの渦中にいるん……ってそのスイートなプリンセスは一体誰なんだ？！」
ルフィ達へと向かってくるのは今度こそ本物のゾロとサンジであった
「今度は間違いねぇ！！！久しぶりだな！お前らー！！
こいつは俺の嫁だ！！」
「ルフィに嫁ェ？！」
抱き抱えられていたAを見た時に目をハートにさせていたサンジは驚き声を上げる
「そんな可愛いレディがお前の嫁なわけねーだろ！どっから攫って来やがった！！」
「ほー、そいつが例のアレか」
「なんだ？！テメェ知ってんのかクソマリモ！」
「んだとこのステキ眉毛が！」
いがみ合いながらもこちらへと合流しようとする二人へ戦戦桃丸からの一言で中断された
「ロロノア…！黒足！！やっぱり生きてやがったか！！
PX-7！！！！」
別のパシフィスタによるビームがゾロとサンジへと放たれようとしていた
「「どけ！！！」」
またもや簡単に破壊されたPX-7
それを見たもの達は驚きに声を上げる
「俺が斬った」
「俺が首をへし折ったんだよ！！」
そんな事を気にもとめず再びいがみ合う二人
「おい、ルフィお前は9番だぞ。あー、後、なんだ？ルフィの嫁のお前は10番な」
「黙れテメェ！！どんだけ自慢だ！！！」
「まぁ…っ！私10番目ですの？ふふ、もう仲間になれた見たい嬉しいですっ！」
「うっ……なんて可愛らしい笑顔なんだ…」
「おい、サンジこいつは俺のだからだめだ、Aもサンジに10m以上近づくなよ！」
「んなぁっ！ルフィテメェ…！話は後だ！急げ！みんな船で待ってる」
「ニシシ、久しぶりだなぁ〜！みんな元気くなぁ！嬉しいなぁ！！！」
彼が喜べば自分の事のように嬉しくなる
本当に太陽のように暖かい、そんな彼がこんな状況でもとても愛おしいのだ
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作者名：ねんねこ | 作成日時：2023年3月23日 22時
