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私達のインターハイは案外早くに終わった
県で優勝という一つ目の目標を達成した私達は、インターハイという全国の出場を果たした
しかし、初戦で優勝候補校に僅差で敗れた
私は先輩の交代要員としてコートに出た
最初からマークされた事もあり、大した活躍もできずにベンチへと戻された
常にマークされ、得意なプレーを封印される感覚が頭から離れない
今まで経験した中で1番悔しかった
先輩達には「申し訳無かった」と私が謝られた
違う、先輩達は悪くない
「はいはーい、過ぎた事話すんやめーい
私らチームやろ？誰も悪くなんか無い
相手の方がちょーっと上だっただけやもん
気にする事ないで？」
そう明るく言った七桜先輩が1番泣きそうだった
やっぱり泣き顔は見たくないなぁ
「七桜先輩、私は貴方とも約束します
絶対に全国制覇を果たします」
だから、それまで待ってて下さい
「おん！その光景を見れんのを心から待っとるわ！！」
笑顔を見せてくれた先輩の頬には涙が伝った
七桜先輩達3年生はこの日、バスケ部を引退した
男子バレー部はというと、インターハイで第三位という輝かしい結果を残した
そして夏休み前、私達は新チームとなった
「そんで、メッチャ凹んでた奴は何処いんたんやろうな」
アランはニヤニヤとしながらジロジロと此方を見てくる
「練ー！！アランが変な目で私を見る」
私は練の後ろに隠れて睨んだ
「アラン、気持ち悪いわ」
練は少し引いた目をアランに向けた
「Aは俺の扱い酷ない？
練もそんな目で見んといて」
「それは無理やろうな」
路成はニコニコしながらストレートに言った
「で、何で俺の席の周りに居るん」
「「信介と一緒に飯食おう思った！！」」
「先にそれ言えば良えやろ」
クラスメイトの机を借りて幾つかくっつけた
そして路成が持ち込んだ月バリを信介を除いて皆で見始める
「あ、今月は東京の梟谷学園の特集やな」
表紙にデカデカと東京の強豪という字が書いてある
「コイツ一年なん？試合出てよったな
変な髪型しとったから覚えとる」
「木兎って苗字言うんか、珍し
めっちゃキレッキレのスパイク打っとったから俺も印象に残ってるわ」
まさか、それって……
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瑞稀(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きが気になります！ (2019年1月18日 14時) (
レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - すっごく面白くて、更新停止されてるのにショックを受けました！(無理はしないでくださいね)お気に入り登録して、いつでも更新待ってますから！ (2018年10月21日 21時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
狐の婿 - 凄い面白いです！色々な小説がありますが、そう言うのとはまた違った感じで読んでいて凄く展開の気になる話でした。これからも無理のない程度に更新頑張って下さい。 (2018年10月7日 11時) (レス) id: 1f18b7dff9 (このIDを非表示/違反報告)
キタル(プロフ) - 真夏さん» 真夏さんコメントありがとうございます！文才はまだまだなのでこれからも磨いていきます！！応援に応えられる様に更新も出来る限り頑張っていきます！！ (2018年4月3日 12時) (レス) id: 1987885b90 (このIDを非表示/違反報告)
真夏(プロフ) - コメント失礼します。話に引き込まれました。僕は文才がないので羨ましいです……！これからも頑張って下さい、応援しております！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 931811c023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キタル | 作成日時：2018年3月25日 8時
