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「はい、必ず叶えます」
私は先輩の手をギュッと握った
「ありがとうA
私もその時の為に自分の脚で行ける様リハビリ頑張るから」
「はい！」
その日の夜、私は友達から柳田千草の連絡先を聞いた
その電話番号を入力し、発信ボタンを押した
「もしもし、柳田千草さんのお電話でしょうか
私、小野川Aです」
「あってるよ、Aちゃん
掛けてくるのが遅かったから心配したよ」
「……ご心配どうも
で、聞きたい事があるんだけど」
「何でも聞いて」
一度呼吸を整えて覚悟を決めた
「……何で先輩を突き落としたの？」
彼女はすぐに答えた
「何でって、私はAちゃんの事を思って行動しただけだよ
先輩がいるからAちゃんが最初から試合に出れなかったかも知れないんだよ」
そんな理由で先輩をあんな目に合わせたのか
「あの人Aちゃんと同じポジションだし
Aちゃんの方が上手いのに許せないじゃん
Aと1番仲良いみたいだし、私の方がAちゃん事思ってるのに
……私は正しい事をしただけ」
ここで私の堪忍袋の緒が切れた
「……っざけないでよ」
キレた事に気が付いた彼女は声色を変えた
「Aちゃん、どうしたの？」
「いい加減にして！
私が黙って聞いてれば反省の色は見えないし、犯罪を犯したのに気付いてないの！？
貴方が私の事をどう思ってるのかなんてどうでも良い
私は貴方みたいな人、大嫌いだから」
そして暫く無言の時間が続いた
「……ははっ！こんな私にキレてくれたの？
今どんな表情してるのかな？
泣いてるのかな？
顔を真っ赤にしているのかな？
電話越しなのが残念だなぁ
写真で撮りたかったよ」
そんな声が聞こえ、私は恐怖を覚えた
警告だけが頭に鳴り響く
今すぐに切れと脳は言っているが、身体が動いてくれない
「私はね、Aちゃんが大好きなの
言い忘れたけど今回の件で明日から遠くの学校に行く事になったの
これ以上Aちゃんに嫌われたくないからもう関わる事はやめるけど
それでもAちゃんをずーっと想っているから
……後でポストの中見てね
そして私の事を忘れないでね
おやすみなさい」
翌日、ポストの中に入っていたと母から封筒を渡された
開けてみると、その中には手紙と沢山の私の写真が入っていた
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瑞稀(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続きが気になります！ (2019年1月18日 14時) (
レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - すっごく面白くて、更新停止されてるのにショックを受けました！(無理はしないでくださいね)お気に入り登録して、いつでも更新待ってますから！ (2018年10月21日 21時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
狐の婿 - 凄い面白いです！色々な小説がありますが、そう言うのとはまた違った感じで読んでいて凄く展開の気になる話でした。これからも無理のない程度に更新頑張って下さい。 (2018年10月7日 11時) (レス) id: 1f18b7dff9 (このIDを非表示/違反報告)
キタル(プロフ) - 真夏さん» 真夏さんコメントありがとうございます！文才はまだまだなのでこれからも磨いていきます！！応援に応えられる様に更新も出来る限り頑張っていきます！！ (2018年4月3日 12時) (レス) id: 1987885b90 (このIDを非表示/違反報告)
真夏(プロフ) - コメント失礼します。話に引き込まれました。僕は文才がないので羨ましいです……！これからも頑張って下さい、応援しております！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 931811c023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キタル | 作成日時：2018年3月25日 8時
