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そしてヒカも……薮が好きだってことも知っている。
なぁ薮。
だからさ、俺のこの片思いは、永遠に適うことがない。
ヒカは俺の大事な双子の弟で、護ってあげたいって思うくらい可愛い存在だから。
ヒカの想いを叶えてあげたい。
「見つけた! 光くん、探したんだよ。ここだったのか。あ、ヒカもいたんだ？ それと…薮くん」
百八十センチは越えているだろう長身で、脚が長くてジーンズが似合っているイケメンが光の隣に遠慮なく座った。
「よぉ、高校生！ おまえ、相変わらず光につきまとってるのか？」
「人聞き悪いなぁ、つきまとってないって。趣味が合うから誘ってるだけだし」
薮は基本的には人当たりがいい方だが、何故か裕翔には歯に衣着せない物言いをする。
「そうだよ薮。俺ら、ホントに気が合うんだって」
「そうそう」
堂々と大学の校舎に入ってきてはいるが、裕翔は大学付属の高等部の三年で、生徒会長を努めるようなしっかり者だ。
「ゆうと、また大学校舎まで入ってきて。ダメじゃん」
「どうしてヒカ？ ウチの高校は制服がないんだから、俺一人が大学に紛れたって誰もわかんないって」
まぁ確かに裕翔は大人びた顔をしている。
下手をしたらヒカよりも年上に見えた。
「あのね光くん、駅中の展示スペースで、昨日から後藤真二の最新の写真を展示してるんだ。親に入場券もらったから今から一緒に行かない？」
「本当に？ 俺、後藤真二の写真本なら二冊も持ってるよ。嬉しい！」
裕翔は時々、こんなふうに光を誘ってくれる。
だから光にとっては、可愛い弟みたいな存在。
「おい光、おまえまだこの課題を提出してないだろう？ ちゃんと終わってからにしろよ」
だが、薮が尖った目で裕翔を見あげた。
「あぁ、ならメールで添付して提出するからすぐに終わるって。ありがと薮」
PCをバッグに突っこんでから急いで席を立とうとすると、何故か薮に手首を掴まれた。
「光！」
「なんだよ？」
「俺も、もう帰る。駅に行くなら同じ方向だろ？」
薮が席を立って顎をしゃくった。
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ねね子(プロフ) - しろくまさん» 最初から読み返してもらったなんて嬉しいけど恐縮。ありがとうございます！ 誤字脱字などすでに色々直したい所が山盛りなのに放置してるの恥ずかしい（笑）次回作のオメガ光くん、色々と萌えを練り込みながら楽しんで書けたらなと思ってますo(^-^) (2019年3月18日 23時) (
レス) id: c981404cfd (このIDを非表示/違反報告)
ねね子(プロフ) - 藍さん» こちらでもありがとうございます。後日談もすごく書きたいのですが、まずはジゴロを終わらせないとですね（汗）でもありがとうございます。藍さんの作品も今読ませてもらいましたよ♪作品、頑張って下さいね(@^▽^@)／ (2019年3月18日 23時) (レス) id: c981404cfd (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ねね子さま、完結おめでとうございます。最初から読み返してやはりねね子さまのやぶひか最高…と悶えています。ゆと君も可愛かった…。甘くて苦い、初恋にふさわしい素敵なお話でした。いつもながらありがとうございます。新連載も楽しみにしています(#^.^#) (2019年3月18日 19時) (レス) id: 58687bcc1e (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - 初コメ失礼します！まず、完結おめでとうございます。作中ずっとニヤニヤしながら読ませていただきました。（後日談みたいな、続編も見てみたいなんて……）これからも執筆頑張って下さい♪ (2019年3月18日 8時) (レス) id: df207c3009 (このIDを非表示/違反報告)
ねね子(プロフ) - しろくまさん» ありがとうございます(*^▽^*)／ このあとはピッチを上げて、ラストまで突っ走ります。でもそろそろ新しいお話書きたくなってるけど、最後まで頑張りますね（笑 (2019年1月23日 14時) (レス) id: c981404cfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねね子 | 作成日時：2018年11月9日 23時
