あなたとわたし (ページ28)

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ゼリーを食べて薬を飲んだ後
すぐに眠気が襲ってきて
目を開けたら杏寿郎が隣に寝ていた。

A「っ…！杏寿郎…！」

煉「ん…？さっきより顔色もいいようだな。どれどれ、失礼するぞ」

杏寿郎の大きな手が私の額に当たる。

煉「うむ！熱も下がったようだ。汗をかいただろう。着替えと言っても俺のスウェットしかないが、お湯とタオルと着替えを持ってくるから待っててくれ。」

杏寿郎は部屋を出てすぐ戻ってきた。

煉「着替えが終わったら呼んでくれ」

何故か寂しくて、杏寿郎の手を掴んだ。

煉「よもやっ…！！いや、え？」

A「…さみしい」

煉「どうなっても知らんぞ…」

杏寿郎は男の目をして私の元に来た。

杏寿郎と初めて一つになった。

煉「…身体は平気か？」

A「ん…」

杏寿郎の身体は鍛え上げられていて、
とっても逞しくて優しい手つき。

今も心配して頭を撫でてくれている。
私は杏寿郎に思い切り抱きついて
思いっきり息を吸った。

お香のような香り、杏寿郎の匂いがして
瞼がまた重くなってくる。

A「杏寿郎…」

煉「眠たいか…？寝ていいぞ。俺はここにいるから、安心して寝ろ。」

A「へへへっ…杏寿郎…」

煉「どうしたんだ？」

杏寿郎が優しく微笑んで私を撫でる。

A「大好き…」

煉「っ…俺もだ。A愛してる」

2人ともくっついて夜は眠りについた。