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文化祭が終わるとその日の夕方から夜にかけて、校庭でキャンプファイヤーを行う。
生徒たちも楽しそうにはしゃいでいて、
天元と杏寿郎はクラスの生徒の元へ。
私は隅っこでその風景を眺める。
宇「煉獄と上手く行ったんだって？」
A「天元…ありがとね。クラスの子達は放置でいいわけ？」
宇「あとはもう各自解散にした。」
A「そっか。…あの時っていうか、中学の時からだけど…。天元居てくれて本当よかった。きっとこの先友達はずっと天元だけだ、私。」
宇「ははっ、ありがとよ！今の彼女と仲良くやれてんのもお前の事があったからなんだけどな。Aは1人にしねぇよ、絶対。」
煉「よもや、何を2人で！」
A「杏寿郎…！クラスは？」
煉「うむ！もう後は各自解散だ！」
A「2人のクラスは楽だね〜。不死川先生なんてあそこで生徒追っかけ回してるけど」
煉「宇髄。この前から迷惑かけたな。すまない。」
宇「おー、気にすんな。その代わりAのこと大事にしてくれ。俺の大事な友達だからよ。」
煉「任せろ。もう泣かせない。宇髄と2人で飲みに行くのもいいし、俺も混ぜて3人で飲みに行くのもいいし、宇髄のことは信用している！」
宇「はぁ？！信用すんのは当たり前だろうよ！誰がお前らくっつけたと思ってんだー！」
A「ふふ、ありがとう、2人とも。」
グラウンドの真ん中で炎が高く燃え上がっている。生徒の笑う声、教員が怒り回る声。
私にはなかった青春だった。
いつか杏寿郎にも話さなければならない。
A「天元…。ずっと友達で居てね。」
天元は私の頭にポンっと手を置いた。
隣で杏寿郎が微笑んでいる。
梅「先生たち！写真撮ろう！」
A「うん！いいよ！」
梅ちゃんがやってきて、
天元、私、杏寿郎、梅ちゃんの並びで
写真を撮った。
A「梅！！強く生きろよ！！」
梅「A先生、あの時助けてくれて、いつも話聞いてくれて本当ありがとう！A先生がここの学校来てくれて本当よかった！」
A「私も浮気されたことあるから、梅の気持ち分かるの。だから、幸せになって！」
梅「A先生…ありがとう！先生こそ煉獄先生に幸せにしてもらいなよ！」
A「なんで知ってんの？！」
梅「見てたら分かるし！なんならさっき私非常階段のとこいたんだけど！ごちそうさまでした！」
梅ちゃんはニヤニヤして去っていった。
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作者名：えぬ | 作成日時：2020年12月5日 18時
