成り変わり令嬢、魔導騎士目指すの巻（wrwrd!） (ページ3)

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こういう事が脳裏に過ぎると帰りにトラックに轢かれ…なんてこともなく。
普通に下校時間になり、また私は元来た道を友人Aと歩いていた。

友人A「____ってことでね〜。お、ついてしまった…ほんじゃまた明日ねー、A！」

ひらひらと笑顔で私に手を振る友人A。

相変わらずそのトークスキルは何処から来るんだろうと思いつつ
私も『おん、また明日会おうな〜！』と言って友人Aに手を振り返し、家路を辿る。

ーIN自宅ー

私が住んでいるのはアパートの一角だ。
両親に無理言って一人暮らしをしている私は、バイトもしつつ仕送りも貰いつつ…という感じ。

夕飯は何にしようかな〜と悩んだ末、軽いチャーハンでも作ろうと結論づけた。
正直一人暮らしというのは寂しい気持ちもあるが、慣れてしまえば1人の時間が多く出来て落ち着く。

そうしてご飯もお風呂も済ませた頃。
疲れたな、そう思って伸びをしながら布団に潜ると、いつもは眠るのにしばらくかかるはずなのに、今日はすんなりと眠れそうだ。

また脳裏に木霊する悪役令嬢Aの声。
今日で何回出てくるつもりだよ、なんて少しばかり呆れながら意識を落とす_____

それが、一般JKとして生きていたAの最後の人生だとも知らずに。