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契約書は必ず確認を ページ1

目の前には巨大な門
その奥には幽霊屋敷のような日本家屋




ここ、どこやねーん




いや、まじで何処だよここ

なんか政府からスカウト?みたいな感じでお金貰えるらしいし親に相談したら高校卒業後の進路なんてどうせ決まらないんだからとか言われて来たはいいけど…

つかこんな怖いとこ入んなきゃいけないの?
むりむりむり、私まだあの世に逝くつもりないんで
斬られるがどうのとか聞いたし
え、斬られるの?
政府銃刀法違反で逮捕すればいいじゃん
もしかして政府を騙る悪の組織的な何かだった!?
嫌だよ!?臓器売買も麻薬取引とかも
え、もう警察に通報すればいいのどうすればいいの

「審神者様」

そもそも窓とか閉まってたからここ何処かわかんないし
ていうか圏外とかないよね、なんか自然豊かだし

「審神者様!」

「え…狐?」

キツネガシャベッタ
いやいや、ちょっと極限状態で幻聴が聞こえただけでしょ
あーやだなー今度耳鼻科行かないとなー

「審神者様!私は管狐のこんのすけでございます!貴方様の本丸運営のサポートをさせていただきます!」

「あ、そうかロボットか、あーもー驚かさないでよ」

「こんのすけは管狐です。青ざめてますが大丈夫ですか?」

「大丈夫じゃないから!そもそもここどこ?斬られるらしいけどなに?本丸ってなに?つか本当に政府?」

青ざめてるとか言われなくてもわかってるから!
私ストレスに弱いの!

「私は政府から来た管狐ですから勿論政府からの任務にございます。ここは今日から審神者の本丸です。斬られるというのは恐らく中にいらっしゃる刀剣男士の皆様だと思いますが」

「え、帰る」

「無理でございます」

「」

「契約書に書いてあった筈ですよ。それから此方をお持ちください」

「スマホ?」

「端末にございます。これで担当と連絡を取ることやsanizonでの注文が可能になります」

担当?よくわからんけど取り敢えず電話せねば

「もしもし、担当の方のお電話でしょうか?」

『担当さんです。それで?なんかありました?』

「それでじゃないです。ハニワとか本丸とか刀剣男子??とか何なんですか一体」

『あー、今どこにいんの?』

「門?の前ですが」

『入ったら分かるよ』

「入りたくないんですが」

『入れ。森の方か離れにでも行けば大丈夫だから。あとこっちも時間ないから』ブチッ

「き、きられた…」

嘘だろ、ここ入るの?
え、斬られるんでしょ?
なんか労働基準法とか違反してないの?

腹くくるか…

準備体操って大切だよね→



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設定タグ:ブラック本丸 , 女審神者 , 刀剣乱舞   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:朱叉 | 作成日時:2019年8月12日 20時

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