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「A、さん…」
ふふって微笑む彼女
嬉しいって言われたけど
その前に健の膝枕は嬉しいに入らないのか
って、まあそんな事関係ないか
彼女のさっきの発言が気になって声も出せない俺は
じっと彼女を見つめる形になった
その視線に気づいた平山さんは
少し照れながら
「どうかしましたか?」
って言った
素直な彼女に少し意地悪をしたくなって
「Aさんが可愛かったから」
って言ってみた
別に嘘じゃない
思ってた事だから良いかな
「ッ……」
案の定Aさんは茹で蛸のようになって
下を向いてしまった
(やりすぎた?)
俯いて髪の間から覗く耳も真っ赤だし
彼女が黙り込んでしまって
聞こえるのは健の寝息だけ
あまりにそのままなので心配になってきた
「Aさん?」
声をかけるとビクッと肩が揺れた
「ごめん、大丈夫?」
ここまで反応するとは思わなくて
彼女が鼻を啜る音がしてくるし
本当に焦った
絵に描いた様に焦る俺を
彼女は涙を拭って笑いながら見てて
「ごめんなさい、嬉しくて」
泣き笑いする彼女の顔に少しひっかかりを覚えた
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テツ子(プロフ) - にゃんころ餅さん» いえいえ(^-^)v頑張って下さい! (2015年12月26日 22時) (携帯から) (レス) id: c70ac8ca67 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - テツ子さん» ありがとうございます〜( i _ i )がんばります! (2015年12月26日 22時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)
テツ子(プロフ) - にゃんころ餅さん» 力になれて良かったです(^-^)v続編できたら絶対読みにいきます! (2015年12月26日 21時) (携帯から) (レス) id: c70ac8ca67 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - 向日葵さん» わー!ありがとうございます!続編書く方向でがんばってみますね^ ^ (2015年12月26日 21時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - テツ子さん» な、なるほど!参考になりました。続編書こうかな…(笑) (2015年12月26日 21時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんころ餅 | 作成日時:2015年11月23日 0時