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「剛、くん…」




顔を離すと切なそうな顔をする彼女


そんな顔をしてほしくなくて


身を寄せてもう一度顔を近づけると


弱く、しかし、はっきりと胸を押された


見ると、彼女の手が俺が近づくことを拒んでいた




「だめです…やめましょう…」




お願いですって泣きそうな顔で言うから




「俺の事嫌い?」




って無粋な質問をした


光を乱反射する潤んだ目が泳ぐ


しばらくしてからやっと彼女が重い口を開いた





「だめなんです…」





首を弱々しく横に振り


俺の隣から立とうとするから


その手を咄嗟に握った


そのまま握った手を引いて彼女ごと引き寄せる


彼女の体はいとも簡単に俺の腕の中に収まった


はなして、そう小さな声が聞こえたけど


聞こえなかった事にして抱きしめる





「俺、Aちゃんの事が好き」





耳元で囁くとビクッと彼女の肩が揺れた

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テツ子(プロフ) - にゃんころ餅さん» いえいえ(^-^)v頑張って下さい! (2015年12月26日 22時) (携帯から) (レス) id: c70ac8ca67 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - テツ子さん» ありがとうございます〜( i _ i )がんばります! (2015年12月26日 22時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)
テツ子(プロフ) - にゃんころ餅さん» 力になれて良かったです(^-^)v続編できたら絶対読みにいきます! (2015年12月26日 21時) (携帯から) (レス) id: c70ac8ca67 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - 向日葵さん» わー!ありがとうございます!続編書く方向でがんばってみますね^ ^ (2015年12月26日 21時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - テツ子さん» な、なるほど!参考になりました。続編書こうかな…(笑) (2015年12月26日 21時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃんころ餅 | 作成日時:2015年11月23日 0時

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