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「いやです。ごおくん、飲みましょう」
帰ろうと言ったら、嫌々と首を振られ
店員さんに更に注文しようとするから
横になってもらうとすやすやと寝始めた
その間に会計を済ませ、彼女を何とか店の外まで連れて出た
人目のつかない所に来てからおんぶすると
素直に体重を預けてきて寝言を喋り出した
マスクをしてきて良かったと思う
これは流石に撮られたらマズイ
大丈夫だとは思うけど
「大丈夫れすよ〜、ちゃんと歩けます、わたし、へっちゃらで〜す」
俺に体重を預け
全然へっちゃらじゃない彼女は
俺の背中で楽しそうだ
「ごおくんからおんぶされるなんて夢のようですね〜」
俺の肩をきゅっと掴み、背中で丸くなっている彼女は猫のよう
初めてファンとしてのAちゃんを見た気がする
確かに昨日は喜んでたけど、あの時の彼女は嬉しさだけって訳ではなさそうだった
彼女のマンションまでの道を歩く
夏の夜中は蒸し暑い
昼間に降った雨のせいだろう
二人分の体重を支え歩き続けた俺の足は
目的地で止まった
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テツ子(プロフ) - にゃんころ餅さん» いえいえ(^-^)v頑張って下さい! (2015年12月26日 22時) (携帯から) (レス) id: c70ac8ca67 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - テツ子さん» ありがとうございます〜( i _ i )がんばります! (2015年12月26日 22時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)
テツ子(プロフ) - にゃんころ餅さん» 力になれて良かったです(^-^)v続編できたら絶対読みにいきます! (2015年12月26日 21時) (携帯から) (レス) id: c70ac8ca67 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - 向日葵さん» わー!ありがとうございます!続編書く方向でがんばってみますね^ ^ (2015年12月26日 21時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころ餅(プロフ) - テツ子さん» な、なるほど!参考になりました。続編書こうかな…(笑) (2015年12月26日 21時) (レス) id: 89878739e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんころ餅 | 作成日時:2015年11月23日 0時