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ある日、トントンが一枚の紙を持って走り込んできた。
紙に書かれた文章を見て、緊急会議を開く事に、幹部にのみ繋がれたインカムで幹部を呼び集める。
そしてトントンが拾ったという紙を提示、一見字が汚いだけと見て取れるが、コレはれっきとした暗号
殆ど図書室で芋っているエーミールが、モノクルをつけて解読を進める。
「…敵国はα国ですね、この暗号はα国の主な手段なので間違いないでしょう。
観光客は4人、追加で1人が入るようです。」
普段おちゃらけた集団が、ここまで真剣になる事はないだろう。
それ程戦争というものは大きく、儚いものだ。
「ゾムとシャオロンで夜の交互に見回りを頼む、トントン、エーミールはその紙の持ち主を捜せ。
ロボロ、鬱先生は情報の確認を、ショッピ、コネシマの二人は今いる兵士から候補を上げてくれ
俺とオスマンはα国の待遇についてだ。
では、頼んだぞ」
ニヤリと笑ってそう言うと、全員が立ち上がりいつもの言葉を言う。
ハイル・グルッペン
部屋に響く声に何故か誰かの声を思い出したのはなぜだろうか
その日の内に紙の所有者が判明、即刻処分となった。
ただ不明な点が一つだけ
「それは、その紙は引き出しに入れた筈…!!」
そうほざく観光客である彼は、青白く冷や汗をかいていた。
我々に殺されることに対する怯えと、もう一つ、なにかに恐れる怯え
なんだ…
考えていると、彼は俺の後ろを指差してガタガタと震え始める。
「あ…あ…!!いた…!!子供!!」
指差す方を振り返れど子供の姿などない。
しかも指差す場所は天井だ。
居たとしても下を指差すだろうに
「…」
「…こいつは地下牢へ投獄めう」
オスマンが兵士にそう言うと、彼は地下送りへとなった。
俺は自分の手を見つめる、幼い頃より骨ばった手をみて、俺は呟いた。
「俺は誰を忘れているんだ」
誰に問う訳もなく、ただ自分自身に問うこの疑問に、答えは見つからない。
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#私があめです(プロフ) - 夢主ちゃんに感情移入しちゃって胸が苦しい……更新応援してます！ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: ab2c2384be (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - そっかぁ...忘れられちゃってるのかぁ...あれ？目から塩水が... (2020年8月1日 23時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - ・ちょこみんとさん» 神だなんて、ソコまで評価していただいてとても嬉しいです。この作品がもっと好きになれるよう、私も頑張って文才を絞り出しますので、よろしくおねがいします！更新がんばります！応援ありがとう御座います！！それでは！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
・ちょこみんと - 今更この神作品を見つけて一気見させて頂きました。第一章は感動で目から塩水が溢れ出ました。第二章はとてもホワホワしながら読ませて頂いています！神作を作り出してくれてありがとうございます！大好きです！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年7月30日 13時) (レス) id: c2be3e9c79 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - あーる@さん» 大好きなんて…！ありがとう御座います！！めっちゃ嬉しいです！！さらっと読まれてる…！！お主やりおるな…！！これからもがんばります！！ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 | 作成日時：2020年7月23日 14時
