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黒の子は宣戦布告した。
男は兵士を連れ赤ん坊の様に地団駄を踏み国を出ていった。
なんでも、チーノ君に酷い扱いをしていたらしい。
あなた達はチーノ君の事が大好きですものね、チーノ君も同じくらい、あの子達のことが好き
これが全部私のお陰だなんて考えると、とても嬉しくなっちゃうわ。
赤い子には叱られたけれど、黒の子にはお礼まで言われた、私も役に立ったのね。
良かったわ。
「助かった、決断の起因を作ってくれてありがとう。
戦争の準備はできていたんだが、どうも決定打が見いだせなかった…ありがとう。」
何かを思い出すように、眉をしかめる黒の子
私はそんな彼の頭を背伸びして撫でる。
きっと、ゾムが死にかけた事が原因なのね
大丈夫よ、今回は私が守るから
「私が守りますから」
目を見開いた黒の子は、笑って私の頭を名で返す。
「頼もしい事だ!活躍を期待している!!」
赤い子は私達を見て、呆れ顔で為息を吐いた。
「総統の頭撫でる兵士、初めて見たわ」
「あ…」
私は思い出して声を出す。
そうだ、立場この子のほうが全然上だわ
なぜ今忘れてたのかしら
「忘れてたな!?グルさんも満更でもない顔すんな!!威厳を保て!?」
「む!?威厳はあるだろう!?」
二人の言い合い、懐かしく感じる。
ここに、抹茶の子も居て、私はその隣であやとりを教えて…
「私はこれで」
「ああ!お疲れさん!あとで会議があるから!少しの間休んでおけ!」
「はい、それでは」
部屋から出て扉を締めると、声が遠く感じる。
あのまま部屋にいれば、きっと泣いてしまうから…
使用人や兵士が行き交う廊下で、私は静かに涙を流した。
「っ…守るよ…守るから…
…っ思い出して…!!」
影の薄い私は、誰にも気づかれない。
服の裾で涙を拭いて、私はリテアの居る部屋に帰る。
リテアは私に気づいていないみたい。
熱心に手紙を書いている。
家族に送るのだろうか…
邪魔するのも悪いので、通信が入るまで、寝ることにした。
軍服だけを脱いで、リテアと休日に買ったぱーかーなる物を着てベッドに倒れ込む。
すぐに私の意識はシャットダウンされた。
私は眠りが浅い、ゾムにその方が得と言われ、特訓させられたから
だから………
「此方ミトライト、報告します。
我々国の情報をそちらへ送ります、使いをお願いします。」
ねえ…リテア
貴方がさっきの男の国の内通者だと言うのも
聞こえてしまったの
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#私があめです(プロフ) - 夢主ちゃんに感情移入しちゃって胸が苦しい……更新応援してます！ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: ab2c2384be (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - そっかぁ...忘れられちゃってるのかぁ...あれ？目から塩水が... (2020年8月1日 23時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - ・ちょこみんとさん» 神だなんて、ソコまで評価していただいてとても嬉しいです。この作品がもっと好きになれるよう、私も頑張って文才を絞り出しますので、よろしくおねがいします！更新がんばります！応援ありがとう御座います！！それでは！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
・ちょこみんと - 今更この神作品を見つけて一気見させて頂きました。第一章は感動で目から塩水が溢れ出ました。第二章はとてもホワホワしながら読ませて頂いています！神作を作り出してくれてありがとうございます！大好きです！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年7月30日 13時) (レス) id: c2be3e9c79 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - あーる@さん» 大好きなんて…！ありがとう御座います！！めっちゃ嬉しいです！！さらっと読まれてる…！！お主やりおるな…！！これからもがんばります！！ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 | 作成日時：2020年7月23日 14時
