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次の日、私は靴ずれのため一人筋力を上げるためにトレーニングルームという場所でやっていた。
これがまた難しいし重い。
和国でもこう言うのはしていたけれど、苦手だった。
でも、少し意外だった。
ワタシに今付き添っているのが、ゾムでは無く桃色のあの子だと言うこと
桃色の子は良くここで鍛錬を積んでいるのだとか
「…君あれやな、体力無いな」
即刻見破られる辺り流石だと思うわ
桃色の子は私が持っていたダンベルと呼ばれる物を地面に置いて、地面に手を付ける。
「腕立て、まずは100回でええよ一緒にやろ」
つけている布が揺れ、横顔が見え隠れする。
私も隣に手を付いて腕立てを始める、最初は同じペースでイケた。
70を越えたあたりから、桃色の子は片手を腰に回して片手で腕立てを始める。
今までは弓だけだと思っていたけれど、力もあるのね
「…あんた、幽霊かなんかか?」
不意に声をかけられる。
幽霊?
「一年前くらいから見んようになったけど、監視カメラに結構写り込んでた女の子、金魚の着物に黒いボブヘア、抹茶色のリボン
足が速くていつも無表情、あんたを最初見たとき、霊が成長して帰ってきたと思ったわ」
…監視カメラなんてあったのね…!
黒の四角くて動くやつかしら、私についてきてくるものだから楽しくて遊んでいたわ…
「…幽霊、では無いです。
もう人間ですから」
汗がこめかみを伝う、桃色の子はは少し黙ったあと、そうかと零す。
それからまた質問へ変わる
「アンタはこの国が好きか」
その質問は、私を見なかった。
嘘をつく理由はどこにも無い
「好きですよ、あの子達が作った国だから
だからこそ、何度も守りたいって思えた。
今私がここにいるのも、あの子達が作ってくれたこの国を、守るため」
私の話を聞いて、桃色の子は100を数え終わる。
私も少し遅れて100をを数えると、桃色の子は私に言った。
「なら、もっと強くならんとあかんな。
せやないとただの鉄砲玉として使われるで」
私より背の高いこの子は、私を見下ろすと頭を撫でてくれた。
とても気持ちがいい
「うん、絶対強くなってみせる」
表情を和らげ、笑って見せれば
この子も布の奥で笑った。
可愛いわね、本当
それから私は桃色の子のそうと決まれば筋トレやな！とともに始まった怒涛の訓練に全身が筋肉痛に見舞われることになったのであった。
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#私があめです(プロフ) - 夢主ちゃんに感情移入しちゃって胸が苦しい……更新応援してます！ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: ab2c2384be (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - そっかぁ...忘れられちゃってるのかぁ...あれ？目から塩水が... (2020年8月1日 23時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - ・ちょこみんとさん» 神だなんて、ソコまで評価していただいてとても嬉しいです。この作品がもっと好きになれるよう、私も頑張って文才を絞り出しますので、よろしくおねがいします！更新がんばります！応援ありがとう御座います！！それでは！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
・ちょこみんと - 今更この神作品を見つけて一気見させて頂きました。第一章は感動で目から塩水が溢れ出ました。第二章はとてもホワホワしながら読ませて頂いています！神作を作り出してくれてありがとうございます！大好きです！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年7月30日 13時) (レス) id: c2be3e9c79 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - あーる@さん» 大好きなんて…！ありがとう御座います！！めっちゃ嬉しいです！！さらっと読まれてる…！！お主やりおるな…！！これからもがんばります！！ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 | 作成日時：2020年7月23日 14時
