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静かな空間にお腹の音が響いた。
それほど大きくは無かったけれど、聞こえるには十分な静けさだった。
みんなの視線が私に集まる。
「お腹空いた…」
恥ずかしげもなく無表情でそう言うと、赤い子はため息をついて言った。
「今日だけやで、ゾム、副隊長に連絡は」
「したで！」
赤い子に許可をもらってうれうれと私を自分の席に座らせるゾム
「ゾムの席は？」
「俺持ってくるから！ちょっと待っとって！」
私をおいて椅子を取りに行った。
私は青い子と桃色の子の間に座りながら、気まずい空気に耐えていた。
「ゴメンねーゾムが、君名前なんて言うん?
僕は鬱言うねん」
青い子が話しかけてくれる、私は青いこの顔をじっと見つめる。
まさか話せる日が来るとは…
ずっと無視されていたのに、嬉しいな…
見ているだけの私を不思議に思ったのか、青い子と桃色の子は顔を覗き込んでくる。
「あ、ごめんなさい。
私はAA、よろしくおねがいしますね」
私はこの子達を知っているけれど、この子達は私の事を知らないものね
「そっかぁAちゃんか〜、Aちゃんってゾムとどんな関係なん？
トントンから昔からの友達言うてたけど、ゾムとAちゃんじゃ結構歳離れとるやろ？
しかもAちゃんは和国出身、どうやって出会ったん？」
この目、なにか探す目だ。
よく隠れてなにかしてる子によく向けてた目、私隠れてないのだけど…
「…それを話しても、貴方達はきっと、信じられないと思う
だから、貴方達が私を、あの子を信じられるなら、話しますよ」
私だって、この子達に怪訝な目を向けられるのは嫌だ。
それなら、お互い信じられる間柄担ってから話したい。
「…そっか、じゃあしゃあないな」
青い子は私から目を逸らした。
まだ私に目を向けているのは、桃色の子
他の子は気にしない様にしてるみたい
「Aー！取ってきたで！さ！食べよ！！」
ゾムの声に振り向くと、椅子を持って帰ってきていた。
私はお腹が空いているのを思い出してまだ湯気の立つ料理に向く
「いただきます」
「いただきます！」
使いなれないふぉーくとないふで、ゾムの見様見真似で食べ進める。
美味しい…
懐かしいな、よく盗み食いしてたっけ…
「美味いやろ！！」
ゾムが笑顔で聞いてくる。
私も笑って、こう返す
「美味い。」
そういえば、ゾムはもっと笑った。
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#私があめです(プロフ) - 夢主ちゃんに感情移入しちゃって胸が苦しい……更新応援してます！ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: ab2c2384be (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - そっかぁ...忘れられちゃってるのかぁ...あれ？目から塩水が... (2020年8月1日 23時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - ・ちょこみんとさん» 神だなんて、ソコまで評価していただいてとても嬉しいです。この作品がもっと好きになれるよう、私も頑張って文才を絞り出しますので、よろしくおねがいします！更新がんばります！応援ありがとう御座います！！それでは！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
・ちょこみんと - 今更この神作品を見つけて一気見させて頂きました。第一章は感動で目から塩水が溢れ出ました。第二章はとてもホワホワしながら読ませて頂いています！神作を作り出してくれてありがとうございます！大好きです！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年7月30日 13時) (レス) id: c2be3e9c79 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - あーる@さん» 大好きなんて…！ありがとう御座います！！めっちゃ嬉しいです！！さらっと読まれてる…！！お主やりおるな…！！これからもがんばります！！ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 | 作成日時：2020年7月23日 14時
