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最初は部隊ぎめから始まる。
実技試験でほしいと思った兵士を幹部が引き抜いていく。
複数の部隊から勧誘が来た場合、選択肢が増えるのでお得らしいわ
まあ私の場合、もう逃げられなさそうだけどね
眼の前でにっかりと笑うゾムを見てそう思う。
「A‼うち来るよな‼」
「そうね」
決まりかけたとき、私の肩に手が置かれる。
しかも二人分
「ちょお待ちぃやゾムぅ」
「抜け駆けはあかんのとちゃうかゾムさぁん」
元気な水色の子と、料理下手な黄色い子
なぜみんな私の方へ来るのかな
私の気配からか、もしかして足の速さかな
「Aちゃん‼うちの部隊に入らんか!?」
「いや俺んとこ入り!!!」
確か黄色い子は…スコップを持って突撃してたわね
スコップ部隊？
水色の子は剣よね、き、近接?かな
「ゾムは何の部隊なの?」
「俺?俺は暗殺部隊やで!」
暗殺…
座学で習ったわ、坂本龍馬も、織田信長も暗殺されたのよね
格好いいわ
「私ゾムの部隊に入るわ」
「よっしゃぁ!!!」
「なんでや!!」
「うちおいでよぉ!!」
膝をついて落ち込む二人に、私は理由を言う。
「格好いいから…デス」
やっぱり敬語にはなれないわ、なんで敬語なんてものがあるのかな
「近接やって格好ええ‼」
「奇襲やってえぇやろ‼」
本当似たもの同士ね、ここまで来ると微笑ましいわ
私自身座敷童子だった影響か影が薄いのよね
それも一応理由よ
「私影が薄いから、暗殺向いてると思ったの」
そういえば、なぜゾムは私が座敷童子だってこと知ってる風だったのかな
ちらりとゾムを見上げると、変わらない笑顔がそこに居た。
…きっと神様が伝えてくれたのね
「ま!Aはウチ入るんや、潔ぉ諦め‼」
私の背中を叩いて言うゾム、少し痛いわ
遺体の意味も込めてゾムのおでこにデコピンする
「いてっ」
「おあいこね、それと、他の子勧誘行かなくていいの?あの子達は行ったわよ」
渋々ね
私がゾムの背中を押すと、ゾムは手を振りながら勧誘へ戻った。
私は渡された用紙に暗殺部隊と書いて赤い子に渡す。
「暗殺部隊か、前から聞こうと思っとったけどゾムと知り合いなん」
紙をとんとんと整えながら私に問う赤い子
「そのリボンも、ゾムがつけとったやつやろ」
抹茶のリボンを見て指す赤い子に、私は赤い子の赤い目を見て言った
「ゾムとは大昔から友達なんです。」
そう、ずっと大昔、二百年前からのお友達
私は笑ってそう言っておいた
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#私があめです(プロフ) - 夢主ちゃんに感情移入しちゃって胸が苦しい……更新応援してます！ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: ab2c2384be (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - そっかぁ...忘れられちゃってるのかぁ...あれ？目から塩水が... (2020年8月1日 23時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - ・ちょこみんとさん» 神だなんて、ソコまで評価していただいてとても嬉しいです。この作品がもっと好きになれるよう、私も頑張って文才を絞り出しますので、よろしくおねがいします！更新がんばります！応援ありがとう御座います！！それでは！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
・ちょこみんと - 今更この神作品を見つけて一気見させて頂きました。第一章は感動で目から塩水が溢れ出ました。第二章はとてもホワホワしながら読ませて頂いています！神作を作り出してくれてありがとうございます！大好きです！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年7月30日 13時) (レス) id: c2be3e9c79 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - あーる@さん» 大好きなんて…！ありがとう御座います！！めっちゃ嬉しいです！！さらっと読まれてる…！！お主やりおるな…！！これからもがんばります！！ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 | 作成日時：2020年7月23日 14時
