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私は表情に影を作って、首を傾げる。
座敷童子だった頃、いじめっ子たちに使っていた処方だ。
「怖かねえよ凄んでも!俺が見本を…!」
目の前の脳筋は喋るのをやめた。
ほう、こんな脳筋でもわかるか、いや、野性の勘か、大抵の者は私が異質ということに気づく。
まるで自分を特殊と思ってる輩のようだが、元々妖だったんだ、異質なのは当たり前だろう。
「私は貴方に興味ない。
馬鹿の一つ覚えで突進しない事ね」
周りを見渡すと、他の人も私を見て冷や汗をかいていた。
すると突然、拍手がなった。
大衆の奥から聞こえる拍手の主に、皆の目が行く
「実にいい。ようこそ諸君、我が軍へ」
不敵に笑うは、戦争好きな黒いあの子
私も合わせ周りの皆全員が胸に手を当て頭を下げる。
「我が国の象徴に光があらん事を」
聞き慣れたその言葉に、懐かしさを覚える。
ツカツカと歩み寄る黒い子の足音に耳を澄ませながら、他の子も近づいて来ていることを察知する。
「Aと言ったな、頭を上げろ」
言われたと通りあげると、思った通り赤い子も、抹茶の子も、青い子の軍団もいる。
オレンジの子、もう皆に寂しい思いさせてないかな
「君は何歳だ」
黒い子の問に、私はなんていうか迷った。
本年齢か、人間で生きた年か
いや、本年齢は200を越える。
人間で生きた年にしよう
「15だったかと」
答えれば、ざわついた。
どちらにせよざわつかれるのか…
「和国の軍学校には通ったか?」
「通っておりません。
戦争に関する座学は幼少期から受けておりました。
剣術は5歳の頃より指導を受けております。」
「ほう、戦争をどう思う」
そういえば前あったときも聞かれたな
子供なのになんでそんなに戦争好きなのってなったっけ
教えてもらった事でいいわよね、変わらないんだから
「戦争はなければならないもので、人類の発展に必要不可欠な物…です」
黒い子はニヤリと笑った。
他の人達は、少し表情を引つらせている。
やっぱり子供がこんな思想持ってるのはおかしいわよね、私はまともよね
「実に面白い!!君は私の軍に入るべき人間だ!!
もちろん!ここにいる誰もが、自己の主張を持っている!!
どれだけ平凡で平坦な道を歩んできた者でもこの軍なら君達は大いに主張ができるだろう!!
歓迎しよう!!新兵諸君!!」
誰もがのまれる言葉
やっぱりこの子はこう言うのをやらせると随一だ。
凄いな、私も、この子に信頼されたい
頑張ろう…!
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#私があめです(プロフ) - 夢主ちゃんに感情移入しちゃって胸が苦しい……更新応援してます！ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: ab2c2384be (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - そっかぁ...忘れられちゃってるのかぁ...あれ？目から塩水が... (2020年8月1日 23時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - ・ちょこみんとさん» 神だなんて、ソコまで評価していただいてとても嬉しいです。この作品がもっと好きになれるよう、私も頑張って文才を絞り出しますので、よろしくおねがいします！更新がんばります！応援ありがとう御座います！！それでは！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
・ちょこみんと - 今更この神作品を見つけて一気見させて頂きました。第一章は感動で目から塩水が溢れ出ました。第二章はとてもホワホワしながら読ませて頂いています！神作を作り出してくれてありがとうございます！大好きです！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年7月30日 13時) (レス) id: c2be3e9c79 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - あーる@さん» 大好きなんて…！ありがとう御座います！！めっちゃ嬉しいです！！さらっと読まれてる…！！お主やりおるな…！！これからもがんばります！！ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 | 作成日時：2020年7月23日 14時
