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城について、部屋に案内してもらった。
部屋は二人部屋で、女性兵士が私だけなので、新人の給仕の子と二人になったと聞いた。
部屋に荷物をおいて、もらった兵服に着替えて集合、頭の中で復唱しながら扉を開けた。
部屋に入ると、そばかすの女の子が一人、そこに立っていた。
「あ!?え、えと!!今日からよろしくおねがします!!
リテア・フェアラートです!!
おっオキレイデスネ!!」
…この冷や汗ドバドバの女の子はどうしたの
お腹でも痛いのかな
「ありがとう、私はAA。
汗が酷いけれど、体調が悪いの?
あと、敬語は無しでお願いするわ
私苦手なの」
そう言って笑えば、リテアと言う子はぱぁっと花が舞うように笑った。
身長は私のほうが低いわね…
着物が珍しいのか、チラチラとこちらを見てくる。
「今から着替えるのだけど、いいかな」
「ふぁっ!?ゴッゴメンネ!!ジロジロ見ちゃって!!変態みたいやんね!!」
「そうね、視線を感じるのは慣れないわ」
するとリテアちゃん、は慌てて頭を下げてくる。
だめね、いじめたくなるわ
「冗談よ、頭を上げて」
そしたらまた花が舞うように笑う。
うん、いじめたくなるわ。
それにしても兵服というのは身軽なのね、腰回りが動きやすい
足も上げても下着が見えることも無い、いいわね
「こっこれがナマの大和撫子…!!」
「そんな大層なものじゃないわ、貴方だって十分かわいいじゃない
和国の体型なんてここじゃ幼児体系よ」
「そんな!慎ましくて、えと、とてもきれいデス!!」
この子は一体人の悪いところは見えているのか疑問だわ
きっと心がきれいなのね
部屋を出て、集合場所に向かう。
リテアちゃんは給仕の集合場所に行った。
私は…そうね、一言で言えば
天井行きたい
あの子達以外の男に囲まれて嬉しい事一つもないのよ
囲まれるならかごめがしたいわ、あと鬼ごっこと隠れんぼ
そんなことを考えていると、声が掛かった。
「おいお前」
「…私かな」
目の前には私より一回り大きな兵士さん
「お前、唯一の女兵士らしいじゃねえか、ちょっくら俺と勝負してくれや」
「…」
初めてあったわ
こんな見え透いた脳筋さん
「なんだ、怖気づいたか!!女が兵士になれるのがおかしいと思ってたんだよ!!しかも!!こんなちびが!!」
どっと笑い包まれる
…この子達は年上を敬う気すらないのね
本当に、頭が悪い子達だわ
私は座敷童子だった頃を思い出して表情を固めた。
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#私があめです(プロフ) - 夢主ちゃんに感情移入しちゃって胸が苦しい……更新応援してます！ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: ab2c2384be (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - そっかぁ...忘れられちゃってるのかぁ...あれ？目から塩水が... (2020年8月1日 23時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - ・ちょこみんとさん» 神だなんて、ソコまで評価していただいてとても嬉しいです。この作品がもっと好きになれるよう、私も頑張って文才を絞り出しますので、よろしくおねがいします！更新がんばります！応援ありがとう御座います！！それでは！ (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
・ちょこみんと - 今更この神作品を見つけて一気見させて頂きました。第一章は感動で目から塩水が溢れ出ました。第二章はとてもホワホワしながら読ませて頂いています！神作を作り出してくれてありがとうございます！大好きです！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年7月30日 13時) (レス) id: c2be3e9c79 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - あーる@さん» 大好きなんて…！ありがとう御座います！！めっちゃ嬉しいです！！さらっと読まれてる…！！お主やりおるな…！！これからもがんばります！！ (2020年7月26日 17時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 | 作成日時：2020年7月23日 14時
