この少女、ドMにつき【wrwrd】3rd

キュウジュウ ページ1

その日の夕方、父の身柄を確保したと、ぺいんとさんから連絡が来た。
ショッピ君のお母さんは私の服等を引き取りに行った。
私が行くと行ったのだが、トラウマにでもなっていたら大変だと止められ、ショッピ君とお留守番することに

そして今

『…』

「…」

ドサッと、立ち尽くした"3人"の前に落ちる鞄、こめかみに流れる冷や汗

Aとショッピ君の前に立つ男が口を開いた。




「…ショッピ、何処から誘拐してきたんだ…!!」

苦しそうに絞り出された声に、私の口は塞がらない
ショッピ君は私の前に立ちながら、こう言った

「父さん、紹介します。
A先輩です。」

先輩という単語を強調して

するとショッピ君のお父さんは雷に打たれたように衝撃を受けていた。





「…っ合法ロリやと…!?」

「せや…ワイのオワシスや」

迫真の表情で合法ロリと呟くダンディイケメンと決め顔で私をロリと宣言したイケメン

ショッピ君のロリコン絶っ対お父さん譲りや、絶対そうや、せやなかったら私はこの世のすべてを疑う。

…挨拶、しないと…しなあかんかな…?
めっちゃ不安やねんけど…

『えっと…ショッピ君の先輩のAAです…。
この度は突然お邪魔してしまってすいません…へ?』

そこまで言って俯いていた顔を上げると、私は素っ頓狂な声を上げてしまう。
何故か

ショッピ君のお父さんは私の方を見て、一筋の涙をつうっと流しているのだ。

隣でショッピ君はやっぱり、と言いたげな表情を浮かべ、同情の目を向けている。
私にではなく、お父さんに


「完全なるロリボ…!!
尊い…!!娘に欲しい…!!貢ぎたい…!!」

「それな」

いやそれなちゃうよショッピ君
なんや尊いて
なんや貢ぎたいて
なんやそれなて

『…大丈夫ですか…?
ショッピ君も、ショッピ君のお父さんも…』

一応心配の声をかけると、今度は胸を抑えはうっとか言い始めた。
次は何…

「お、お父さんっ!!
不安そうな声色のロリボでお父さんっ!!
はぁっ尊いっ!!
次はパパって読んでくれないだろうか!?」

両手をギュッと握られて迫られる。
ショッピ君に助けを求めても、頷くだけ

なんやねんなんで頷くねん!!!仕方ないってか!!そうか仕方ないんかそら仕方ないわ!!!

『ぱ、ぱぱ』

「君本当に家に来ない?
ショッピの姉か嫁として」

何故ショッピ君のご家族はこんなにも息子の嫁を欲しているのだろうか…
まだ彼15か16でしょうに

恩人の家族なのに…対応に困る…!!

この会話はお母様が帰ってくるまで続いた。

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