じゅうよんわ 黄視点 ページ15
俺ってホンマに馬鹿、来てもうた…。
デッキの入口辺りで教室に戻ろうか迷う、もし居なかったら、弄ばれただけなら…
多分泣く
でも居たとしてもなんて言おう…撫でて?構って?何にしろ恥ずかしすぎる
ここで立ち止まってても仕方がないと腹を決め、デッキに入りテーブルがある所を見やる。
居た…!!
気分が高揚するのがわかる。
近くに行きたくてあるき出そうとするも素直に彼女のところへ行けない
いやまじでなんて言えばいいの…??プライド捨てなきゃ…!!
かたっと足音を立ててしまい、ハッとなる。
彼女はこっちを向いて、俺と目を合わせた。
ぁ…あかん…!目ぇ合っただけやのに、嬉しすぎる…!!
とっさに顔を逸らして顔を隠す
すると海咲さんは
「昨日ぶりです。シャオロンさん!一緒に食べませんか?」
と声をかけてくれた。
素直に行きたいのに、プライドが邪魔をする。
「ど、どうしてもって言うんやったら?一緒に食べたるわ」
ほんま嫌われるでこれ…!!
そう思いつつ海咲さんの顔をちらっと見ると、ニコニコと微笑んで居たので、安心して彼女の隣りに座った。
弁当を広げ、食べていただけなのに
「…可愛い」
なんていう始末だ。
「ンッ!?…はぁ!?」
飯が詰まりそうになったけど、可愛いと言われた嬉しさのほうが勝った。
なぜかわからないけど、彼女に可愛いと言われると嬉しくなる。
「おま…昨日から思っとったけど、からかっとんのか!?」
なんて言ってしまい嫌われないかと不安になるけど、海咲さんは微笑んで言うのだ
「…からかってなんていません。
本心を言っただけですよ?
だから睨まんでください、せっかく可愛いんやから」
と、俺の頬を撫でながら。
優しすぎるやろ…!!心広すぎやろぉ…!!
顔がどんどん熱くなる
…でも、物足りひん
やっぱり、頭、撫でてほしい…
俺は意を決して彼女の目を見つめてみた。
「っ……頭、撫でてや」
頑張って絞り出した声は震えていて、それを聞いた海咲さんともうひとりの女の子は顔を覆う。
何やねん笑うなら笑えや…!!
と思っても、頭に手が来ると何も文句など言えなくなる。
っ…、安心するし、気持ちいいし、温かい
つい彼女の手が擽ったくて、それでいて気持ちいいから自然と口角が上がってしまう。
「…ほんまかわええな」
その一言が格好良く耳に残って、もっと言って欲しくなる。
「!〜〜ッ!!
うるさいねんっ…!!」
こういうとき素直になれないのは損だ…!
「…めっちゃ可愛い」
もう…どうにでもなれっ…!!
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まる(プロフ) - パスワード解放されてらっしゃる…！久々に見に来たら続編間近！！！嬉しすぎます！！パス、実はボードを見て以前試しましたが普通に開かず()なのでまた見られて嬉しいです！！更新楽しみにしています！！！ (2023年5月6日 13時) (
レス) id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - あああ好きですううううう……もう何もかもが好きです…更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2023年5月4日 23時) (レス) @page47 id: c00d592dea (このIDを非表示/違反報告)
ここなつぁ。 - 本当にもう好きです！天才かよ。動物も可愛いしd!の皆さんの反応もかわいくて本当にもう…。応援してます。頑張ってください！ (2023年5月4日 11時) (レス) @page45 id: e540fc95b9 (このIDを非表示/違反報告)
春嵐 - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2022年12月18日 18時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
ビニール袋 - ぎゃあああああああああぎゃんかわああああああああああああ (2022年12月1日 18時) (レス) @page44 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 x他1人 | 作成日時：2021年5月31日 23時
